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Synology「BeeStation」はNASより便利な一面も 家族の“秘密”も守れるストレージ、共有リンクや写真管理もある(2/3 ページ)

» 2024年04月16日 12時00分 公開
[Yukito KATOITmedia]

BeePhotosを使った写真管理

 オンラインストレージ以外の身近なクラウドサービスと言えば、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。おそらく大半の方はGoogle フォトやiCloud 写真のような写真/動画用のクラウドサービスを思い浮かべるだろう。

 スマホでよく写真を撮る方は、それぞれのクラウドサービスに同期しているとあっという間に無料プランの容量上限に達してしまい、要らない写真を削除するか、有料プランへ移行して月額料金を負担しているのではないだろうか。

 スマホのおかげもあって、写真や動画が日常の記録から思い出の記録まで幅広く利用されるようになっている中、スマホの中の写真や動画の量も格段と増えている。となると、バックアップ先のクラウドサービスの容量も大きい方が好ましいが、容量が増えれば増えるほど月の負担額が増えてしまうからだ。

photo BeePhotosはシンプルながら、見やすいUIに仕上がっている

 そんな方にオススメなのが、BeeStationに搭載されている「BeePhotos」という写真/動画専用の同期機能だ。BeeStationには4TBのHDDが搭載されているため、買い切りでBeeStationを購入すれば、月額料金の心配をせずに、思う存分スマホの中の写真や動画を同期できるようになる。

photo スマホ向け「BeeFiles」アプリは、iOS、Androidともに対応している(左がiOS版、右がAndroid版)

 こちらもクラウドストレージ機能や、前述したBeeFilesと同じくネットワーク機器に特別な設定をしなくても、インターネット経由でどこからでも写真や動画を同期できる優れものだ。BeePhotosはPCとスマホそれぞれに対応しており、PCからはWebブラウザ経由でアクセスし、AndroidやiPhoneからは、それぞれのストアで公開されているBeePhotosアプリからアクセスして利用できる。

photo 写真を1枚ずつビュワーで閲覧できる。

 他の競合サービスと同じく、PCのWebブラウザからアクセスして、写真や動画をアップロードする、写真や動画を閲覧する等基本的な機能はもちろんのこと、各写真のメタ情報も確認できるようになっている。

 例えばiPhoneで撮影した写真をアップロードすると、ジオロケーション(撮影場所)の情報等もしっかり確認できるし、フィルター機能を使って特定の場所で撮影した写真をフィルタリングもできる。

 ただし、撮影した写真の場所を世界地図にプロットするような機能は用意されていないため、他のオンラインクラウドサービスと比べると少し機能が足りないところも見受けられる。とはいえ、買い切り型で4TBのパーソナルクラウドサービスとして使えるメリットと比べると、十分許容できる範囲かと思われる。

photo HEVC形式の動画はWebブラウザから再生できず、音声だけが流れた。

 もう1つ、競合サービスと比べて見劣りする点として、iPhoneで撮影したHEVC形式の動画をアップロードすると、サムネイル作成に対応しておらず、PCで動画を再生すると音声だけしか表示されない点が挙げられる。ただし、ビュワーから動画ファイルをダウンロードしてPC上で再生することは可能だ。

photo スマホアプリであれば、HEVC形式の動画もビュワーで再生できる。

 PCと同じくiPhoneやAndroidのBeePhotosアプリでもサムネイルは表示されないが、動画再生自体は可能なので、今後のアップデートでWebブラウザからも再生できるようになることを期待したい。

photo 共有リンクにアクセスするだけで、アルバム内の写真を閲覧、または写真の追加ができる。

 さらにBeePhotosでは、写真リクエストとアルバムの共有機能を使うことで、BeeStationを持っていない人と写真共有できる。例えば、写真リクエスト機能を有効化して、生成されたリンクをLINEなどで共有すれば、遠隔地に住む家族と家族写真を共有する、友人同士で旅行に行った際の写真を共有する、といった使い方が可能だ。

 他サービスで写真を共有する場合、そのサービスのアカウントを作成しなければならない場合もあるため、自分の親世代などスマホの操作に慣れていない人にとってはハードルの高い物だった。その点、BeePhotosはアカウントの作成が不要なので気軽に写真を共有できる。

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