ハーマンインターナショナルは4月11日、JBLブランドからポータブルBluetoothスピーカー「JBL GO 4(ゴー 4)」を発売した。JBLオンラインストアでの価格はそれぞれ7700円(税込み、以下同様)で、全9色というカラフルな展開だ。
全世界累計販売台数は5700万台を超えるという「JBL GO」シリーズの最新モデルで、前モデル「JBL GO 3」から約4年ぶりのモデルチェンジとなる。
最近では音楽ストリーミングサービスの利用も一般的になっており、多くの人がスマートフォンで音楽を楽しんでいるのではないかと思う。ハーマンインターナショナルが3月末に実施した「音楽視聴に関する意識調査」によると、15〜49歳の約40%、その中でも特に20代では60%以上がストリーミングを利用しているとのことだ。
スマートフォンのスピーカーやポータブルスピーカーを利用するシーンとしては、朝の身支度や夕方に家事をしながら、食事をしながらなど、リラックスした状況が多いようだ。
こうしたシーンで手軽に音楽を楽しめるJBL GO 4が編集部から送られてきたので、従来モデルからどのように進化したのか紹介しよう。
このJBL GO 4は、サイズが約94(幅)×76(奥行き)×42(厚さ)mmとコンパクトなBluetoothスピーカーだ。ファブリック調なデザインは、前モデルから踏襲されている。本体サイズは従来のGO 3の約87.5(幅)×75(奥行き)×41.3(厚さ)mmからわずかに大きくなっているが、四隅が丸みを帯びたデザインになったためか、パッと見ではGO 4の方が小さい印象を受ける。重量も約192gと、GO 3から17gほど軽量化されている。
インタフェースは、正面向かって右側に充電用のUSB Type-Cポート、左側に電源/Bluetooth/Auracastの各ボタンが並び、天面にボリュームとメディアボタンを備えている。メディアボタンは、短押しで再生/停止。2回押しで曲送り、3回押しで曲戻しが可能だ。
Auracastは、Bluetooth LE Audioの機能だ。1台の送信デバイスから、複数のAuracast対応デバイスに再生中の音楽などをブロードキャストできるというもの。本機は2台のGO 4をペアリングしてステレオペアとして利用することも可能だが、Auracastを使えば、より多くのスピーカーから一斉に音楽を再生できる。
なお、JBLのスピーカーではGO 4に加え、同時に発売された「CLIP 5」や「XTREME 4」がAuracastに対応しており、「PULSE5」や「CHARGE5 Wi-Fi」も今後のファームウェアアップデートでサポート予定だ。
またJBL GO 4は、シリーズとしては初めてJBL独自の専用アプリ「JBL Portable」に対応した。JBL GO 4は起動時などに大きな起動音が鳴るが、アプリからはそのオン/オフ可能だ。他にも、このアプリを利用することで、イコライザー設定やステレオペア設定、Auracastを使ったマルチ再生設定などを行える。アプリがなくても利用できるが、ファームウェアアップデートなども可能なので、本アプリを使わない理由はないだろう。
なお、対応コーデックはSBC(後日アップデートでLC3対応予定)で、プロファイルはA2DP V1.4、AVRCP V1.6となる。
それではサウンドを鳴らしてみよう。
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