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Intel N100搭載のChromebookは本当に重たくない? Lenovo IdeaPad Flex 3i Gen 8で動作をチェック!(2/2 ページ)

» 2024年05月02日 12時00分 公開
[Yukito KATOITmedia]
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一般的な利用条件で実際の使用感を試してみる

 ベンチマークスコアだけでは実際の使用感が見えないため、下記の様な一般的な利用条件下での使用感を試してみた。今回は、負荷をなるべくかけた状態を想定しているため、Google Chromeのメモリセーバーはオフにした状態で試している。

利用条件

  • Google Chromeで表示するページ(タブ8個)
  • Xのタイムライン
  • 40KBのCSVファイルをインポートしたスプレッドシートページ
  • Google Driveホーム
  • Google Docs
  • Google Slide
  • Slackワークスペース
  • OneDrive for Business
  • Google Meet

Google Meetの条件

  • 双方ともにWebカメラをオン
  • ビジュアルエフェクト(バーチャル背景)を有効化
  • 画面共有を表示
photo Google Meetのビジュアルエフェクトもハードウェアアクセラレーションのおかげでスムーズに利用できる

 上記の条件で利用したとしても、CPU使用率は平均して28%、GPUプロセスの使用率が平均して約98%位の値を示す結果となった。Web会議の動画自体も、ブロックノイズなどは発生せず、一般的な業務用Windows PCを利用しているときと遜色なく利用できている。

 Web会議中に議事録を取るために、Google Docsのタブをクリックしてみたが、ほんの少しだけ反応が鈍いかな、と感じるレベルでの引っ掛かりはある。しかし、タブ切り替えができれば特に操作が重たいと感じることもなく、文字入力や文字変換もスムーズに行える。

 Web会議中にYouTubeで動画を見る方は基本的に居ないと思うが、あえてこの状態で1080p画質の動画をYouTubeアプリで再生すると、さすがにタブの切り替えが1テンポ遅れる、Google Slideの描画が遅れるといったことがあった。

 ただ、タブ切り替えさえできれば操作自体に引っ掛かりは発生せず、文字入力がもたつく事もなかった。

 上記の事を考えると、一般的な業務利用を想定した場合、Lenovo IdeaPad Flex 3i Gen 8のように、Intel N100かつメモリが4GB構成でも難なく利用できることが分かる。さらに、Google Chromeのメモリセーバー機能をオンにすれば更に快適度は増すだろう。

Google Workspaceだけではない、Chromebookの活用方法

photo Chromebook上でVisual Studio Codeが動作している様子

 ChromebookはGoogle Workspace(Google Driveやスプレッドシートなど)や、Webブラウザしか利用できないと思いがちだが、実はLinuxアプリを利用することも可能だ。

 Chromebookの設定画面からLinux開発環境をインストールすることで、仮想マシン上で動くLinux環境を導入できる。その上で、ターミナルからaptコマンドを利用してアプリをインストールするか、Google Chromeで「.deb」パッケージをダウンロードすれば、Linuxアプリをインストールできるようになる。

 ただし、ストレージ容量を大量に使用するケースではIdeaPad Flex 3i Gen 8では少し心もとない。もし、開発端末としてChromebookを調達する場合は、もう少しストレージ容量に余裕のあるモデルを選ぶと良いだろう。

 Linuxアプリが利用できるとは書いたが、Android Emulatorがサポートされていない、ハードウェアアクセラレーションが利用できない、カメラがサポートされていないなど一部制約があることに注意が必要だ。

photo Play ストアで公開されているAndroidアプリもインストールできる

 その他にPlayストアが用意されており、Androidアプリも利用できる。また、PlayストアではZoom for Chromebookのように、Chromebook向けのアプリも配信されている。先ほどのパフォーマンステストでは、SlackをGoogle Chromeで開いていたが、Playストアで公開されているSlackアプリをインストールすれば、アプリ単体としても利用できる。

 なお、余談ではあるがIdeaPad Flex 3i Gen 8でも原神をPlayストアからインストールできるものの、タイトル画面が既にコマ送りとなることもあって、動作の重たいAndroid向けゲームタイトルをプレイすることは難しそうだ。

photo さすがに原神はタイトル画面の時点でコマ送りとなるため、快適にプレイするには程遠い状況だ。ただ、さらにスペックの高いChromebookであれば、プレイできそうな気もする

 ここまでの試用によって、想像していた以上にN100搭載のChromebookが快適に利用できることが分かった。

 どうしても普段からWindows PCを利用していると、低スペックでは快適に使えないと思いがちだが、ChromeOSであれば話は別だ。Windows/macOSに続く第三の選択肢として、お得に快適なPCを用意できるChromebookを検討してみるのもよさそうだ。

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