米Appleが6月10日(現地時間)、iOS 18にて「メッセージ」アプリがRCS(Rich Communication Services)に対応することを発表した。
RCSは、GSMAで世界的に標準化されているメッセージサービスの規格。SMSをリッチ化したもので、長文のテキストや、画像や動画などを含むメッセージを送受信できる。複数人でのグループチャットも利用可能になる。
Androidでは、Googleが提供するメッセージサービス「Google メッセージ」がRCSに対応しているが、iOSのメッセージアプリは専用のiMessageを採用しており、Android端末とはSMSしか送受信できない。そのため、Googleは以前からAppleに対してRCSの採用を呼び掛けており、2022年には専用キャンペーンサイトを公開していた。
国内ではドコモ、KDDI、ソフトバンクが提供する「+メッセージ」、楽天モバイルが提供する「Rakuten Link」がRCSをサポートしている。
iOSのメッセージアプリがRCSに対応することで、iMessageと同様に、Androidともメッセージアプリから画像や動画を付けたリッチなメッセージを送受信できるようになる。
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