Googleが5月16日、「RCSのGoogle メッセージでできること」と題し、Google メッセージの特徴や機能について紹介した。
Google メッセージは、RCS(Rich Communication Service)に準拠しており、テキストだけでなく画像や動画、スタンプなどもやりとりできる。このRCS準拠のGoogle メッセージは日本でも導入され、KDDIが今後、同社のAndroidスマートフォンに標準搭載することも発表している。
なお、Google メッセージアプリ自体はGoogle Playで配信されており、Androidスマートフォン同士ならRCSとしての機能は利用できる。
同社によると、現在、Google メッセージでRCSが有効になっている月間のアクティブユーザー数は世界で10億人を超えているという。
テキストのみをやりとりするSMSにはない特徴として、RCSはエンドツーエンドの暗号化が有効になっているため、内容は送信者と受信者のみが閲覧できる。また、RCSは国内外やスマートフォンのメーカー、OSを問わず、誰もがメッセージをやりとりできる。
RCSでは、写真や動画の送受信、相手が入力中であることを示すドット表示、既読の確認なども行える。グループチャットに名前を付けること、グループチャットへ参加者を追加、削除することに加え、Wi-Fiでメッセージをやりとりすることもできる。指定した時間に送信する機能にも対応している。
この他、Googleは最新の機能についても紹介している。「フォト文字」では、端末内の写真を選択して、特定の人物や物を絵文字のように活用できる。デモ映像では、相手から送信されたメッセージのフキダシに、フォト文字を付ける様子が紹介されている。作成したフォト文字は専用のタブに保存され、何度も使用できる。
会話や相手のフキダシの色や背景を変更でき、チャットごとに異なる色も選択できるという。家族、知人、会社の同僚などで色を分けておけば、誤送信するミスを減らせそうだ。Googleは「もはや青か緑かという問題ではありません」と述べ、iOSの「メッセージ」アプリが採用しているiMessage(青のフキダシ)とSMS/MMS(緑のフキダシ)を暗に批判している(と思われる)。
相手のメッセージに絵文字で反応することもできる。現在は、サムズアップや人の顔など、10種類の絵文字を使用できる。
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