米連邦取引委員会(FTC)は6月17日(現地時間)、米Adobeのサブスクリプションサービス「Creative Cloud」の年間プランの解約に関する情報が不十分で、「Restore Online Shoppers' Confidence Act 」(ROSCA)に違反しているとして、カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所においてAdobeおよび同社の幹部であるマンインダー・サウニー氏、デビッド・ワドワニ氏らを提訴した。
ROSCAは、インターネット上で販売される商品やサービスの自動更新サブスクリプションを規制する法律だ。起訴状では、消費者が年間プランに契約する際に契約が1年縛りであり、中途解約する場合には残りの月数に応じた高額な違約金を支払わなければならないことを十分に開示していないとしている。
加えて、解約手続きそのものが困難であるとも主張。消費者は解約ページを見つけるのに苦労したり、解約手続きを進めるために不要なステップを踏まされたりしているとした。
なお、この起訴はいきなり行われたわけではなく、2022年6月に同内容に関して民事調査請求を行っていた。
米Adobeは6月17日(現地時間)、生成AI 「Adobe Firefly」を「Adobe Acrobat」に統合すると発表した。Acrobat内でテキストプロンプトを試用し、PDF内の画像を生成したり、編集したりできるようになる。まずはデスクトップ版(英語)で利用可能で、日本での提供時期は未定だ。
主な機能としては、下記の2つが挙げられる。
また、Acrobat ReaderおよびAcrobatのワークフローに統合された会話型エンジン「Acrobat AI Assistant」の新機能により、ユーザーはPDFやMicrosoft Word/PowerPoint、テキストファイルなど、他の形式のファイルを複数選択し、それらを横断して質問したり、洞察を得たり、コンテンツを作成したりできるようになる。
Adobeは6月18日から6月28日まで、Acrobat AI Assistantの全ての機能への無料フルアクセスを提供する。その後は、無料のReaderまたは有料のAcrobatのユーザーは、AI Assistantアドオンサブスクリプションを購入する必要がある。早期アクセス価格は月額4.99ドルからだ。
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