次は、AmazonがAndroid OSをベースに開発している「Fire OS」を搭載するタブレット端末「Fireタブレット」で試してみよう。
筆者は11型の「Fire Max 11」を愛用しており、リビングでの軽作業をこなしている。バッテリーの駆動時間が長く、コンパクトでテーブルの上でも場所を取らないことがお気に入りポイントだ。セット購入したキーボードも、前モデルと比べると入力しやすくて、重宝している。
果たして、Fire OSは400-MAWBT202を受け入れてくれるのだろうか……?
まずBluetooth接続を試してみる。結論をいえば、ダブルクリックボタンで写真やアプリを開いたり、右クリックボタンでコンテクストメニューを表示したりと、ほとんどの機能を問題なく利用できた。
USBレシーバーを使った2.4GHzワイヤレス接続も、USB Type-Cハブを介して行うことができた。
ここまで読んできた皆さんの中には、「400-MAWBT202には『USB Type-C変換アダプター』が付属しているのに、なぜそれを使わないの?」と疑問に思った人もいるだろう。これは筆者の利用スタイルに起因する。
筆者は普段、USB Type-Cハブを持ち運んで使っている。変換アダプターを付属のポーチに入れていたとしても、“うっかり屋”の筆者はすぐになくしてしまいそうである。「だったらUSB Type-Cハブに差し込んでおいた方がいいよね」ということで、USB Type-C変換アダプターを使っていない。
「私は絶対になくさない!」という人は、USB Type-C変換アダプターを活用するのもアリだ。
Fire OSでは、標準のWebブラウザとして独自の「Amazon Silk」を採用している。Chromeではないのだ。
先述の通り、Chromeではタブ上でミドルクリックするとタブが閉じられるが、Silkではそのような機能を備えない。唯一、本件だけが残念な要素だが、そもそもそれほど多用する機能でもない。ゆえに「まあいいか」という気持ちでいる。
それよりも、コンパクトなフットプリントのFire Max 11に省スペースで済む400-MAWBT202をつなげて使えることは、メリットが大きい。
少し離れたところでAmazonプライムビデオを再生していても、400-MAWBT202を手のひらなどに当てれば、手元で操作できるのは“快感”だ。
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