「Nature Remo Lapis」は節電機能にフォーカス! 新タイプのスマートリモコンを試して分かったこと山口真弘のスマートスピーカー暮らし:(2/4 ページ)

» 2024年07月18日 11時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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設定手順は従来と変わらず ケーブルはサイズに注意?

 アプリ上での表示や赤外線リモコンの登録手順などは、ざっと見た限りでは従来モデルと変わらない。Nature Remoはローカル内に複数の製品が存在した場合、家電製品ごとにどのNature Remoで操作するかを選べるので、既存のNature Remoが導入済みの環境に本製品を追加して家電製品の操作元として選択すれば、既に登録済みの家電製品をすぐに操作できるようになる。

Nature Remo Lapis スマートリモコン 節電機能 赤外線リモコン 家電 オートメーション Natureアプリを起動し「新しいRemoを追加する」をタップ(左)。「Nature Remo Series」を選択(中央)し、電源ケーブルを接続する(右)
Nature Remo Lapis スマートリモコン 節電機能 赤外線リモコン 家電 オートメーション 改めてモデル(Nature Remo Lapis)を選択する(左)と検出が実行される。このあたりは似た画面が続くので、やや冗長な印象だ(中央)。検索が実行される(右)
Nature Remo Lapis スマートリモコン 節電機能 赤外線リモコン 家電 オートメーション デバイスが見つかったら「このデバイスを設定する」をタップしよう(左)。Wi-Fiの設定を行う。ちなみに、デバイス独自のWi-Fiにつなぐなどの手間は不要だ(中央)。登録が実行される(右)
Nature Remo Lapis スマートリモコン 節電機能 赤外線リモコン 家電 オートメーション 登録完了。名前を付けてセットアップを終了させる(左)。アプリのホーム画面。本製品で測定した温度と湿度が表示されている(中央)。詳細画面。温度や湿度の校正、Matter連携などはここから行う(右)
Nature Remo Lapis スマートリモコン 節電機能 赤外線リモコン 家電 オートメーション 既に設定済みのNature Remoがある場合は、登録済みの家電製品を移管できる。まずは家電の編集画面を開く(左)。利用するNature Remoを本製品へと切り替える(中央)。切り替えが完了した。これで本製品での操作が可能になった(右)

 気をつけたいのは、本製品には接続用のUSBケーブルが付属していないことだ。ケーブルの仕様自体は100均ストアで購入できる一般的なものなので、余っているケーブルがあればそれを使えばいいし、買うにしてもコスト的な負担はほぼないが、ケーブルコネクターを収める裏面のくぼみがかなり小さく、ケーブルが収まりきらない場合があるのが困りものだ。

 実際、手元にあった100均製のケーブルを使おうとしたところ、付け根の部分が収まらず奥まで差し込めないという事態に遭遇した。ハウジング部がそれほど大きいとは思えないケーブルでもこれなので、同様の事態が起こる可能性はそれなりに高そうだ。ユーザーがケーブルを用意しなければいけないのならば、設計の段階で本体側のマージンを大きく取っておくべきで、ちょっといただけないというのが個人的な感想だ。

Nature Remo Lapis スマートリモコン 節電機能 赤外線リモコン 家電 オートメーション 付属となるのは取扱説明書のみだ。USB Type-Cケーブルは含まれていない
Nature Remo Lapis スマートリモコン 節電機能 赤外線リモコン 家電 オートメーション 手元にあった100均製のケーブルを使おうとしたところ、付け根の部分が収まらず奥まで差し込めない事態に遭遇した

 このように、スマートリモコンとしての機能はこなれている一方、設計については少々ツッコミどころが多い印象だ。デザインについては好き嫌いが出る部分なのでコメントを控えるが、ケーブルを差し込めない可能性があるのは別の問題だし、壁掛けという選択肢がないのは痛い。もう少しデザインや理念よりも、実用性が優先されてもよいのではないかと感じる。

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