以上のように、外見は従来モデルとほぼ同じでありながら、これまでの問題点を着実に修正したワンランク上のモデルに仕上がっている。従来モデルでよく見聞きした、買ったはよいものの次第に使わなくなってしまったというケースも、これまでと比べると少なくなるのではないだろうか。
ネックとなるのは、言うまでもなく価格だ。今回筆者が購入した13インチ用モデルは、実売価格が5万9800円(11インチ用は4万9800円)と、ミドルクラスのタブレットが1台買えてしまう値段で、iPad本体と合わせると20万円台後半からとなってしまう。既に13インチiPad Pro(M4)を所有しており、それを生かすために本製品を購入するという順序でなければ、なかなか手が出しにくいだろう。
これらの価格上昇の背景には円安という要因もあると考えられるが、仮にそうだとしても、こういったアクセサリー系で一旦上がった価格水準が次のモデルで下がるケースはあまりないだけに、今後もこの価格帯で推移していくことになるはずだ。これは本製品の競合となるサードパーティーにとってはチャンスとなるわけで、ユーザーとしてはそちらの市場がより活発化することも視野に入れて、製品選びをしたいところだ。
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