繰り返しだが、Surface Pro(第11世代)はArmアーキテクチャのSoCを採用している。しかし、パッと見ではIntelアーキテクチャのCPUを使っているデバイスとの差は“全く”といっていいほど分からない。セットアッププロセスも同様なのでなおさらだ。
有機ELディスプレイを搭載しているせいか、レビュー機では「ダークモード」があらかじめ有効化されている。ライトモード(≒従来の白基調の画面)に慣れている筆者としては、むしろダークモードに面をくらってしまった。
もっとも、IntelアーキテクチャのノートPCでも、有機ELディスプレイ搭載モデルは初期状態でダークモードが有効になっていることが多い。これからの時代は、ダークモードがデフォルトになっていくのだろうか……?
有機ELディスプレイを搭載していることもあり、レビュー機ではダークモードが最初から有効化されている。白ベースの画面に慣れている筆者としては違和感が大きいのだが、有機ELディスプレイの特性を考えると、このまま運用した方がいいのかもと思い、設定は変えていない
「Microsoft Edge」でITmedia PC USERの記事を閲覧している場面のスクリーンショット。これだけだと、Armアーキテクチャ向けWindows 11を使っていることは“全く”分からないアプリがArmアーキテクチャベースかどうかは、「タスクマネージャー」の詳細タブを使えば簡単に確認できる。「アーキテクチャ」欄に「ARM64」と表示されているアプリ(プロセス)は、きちんとArmネイティブである。「x86」または「x64」と表示されているプロセスは、エミュレーションによって動作しているプロセスだ。
タスクマネージャーの「詳細」を見ると、各アプリ(プロセス)のCPUアーキテクチャが分かる。この画像からも分かる通り、「Adobe Creative Cloud」のコアアプリと「Dropbox」アプリはArmネイティブ化されているタスクマネージャーでも確認しない限り、外観からArmアーキテクチャを意識することはない――レビュー機を使い始めた当初はそう思っていたのだが、実はそうでもないという“現実”をすぐに突きつけられることになった。
Arm版の「Copilot+ PC」で既存アプリは快適に動作する? 新型「Surface Laptop」で試してみた
Armベースに完全移行した新型「Surface Pro/Laptop」が登場 45TOPS実現の「Snapdragon X」でAI PC体験を強化 約8万円の上位純正キーボードも
Snapdragon X Eliteを搭載した新型「Surface Laptop」 パフォーマンスをチェック ARM版Windowsの未来は意外と明るい?
華やかな“Copilot+ PC”売り場、でも「それ、Arm版Windowsですよね?」 “分かっている人があえて選ぶPC”が一般層に猛プッシュされている不安
「Copilot+ PC」なら最高のAI経験を得られる? リコールやコクリエイター機能を使ってみたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.