以上のように、高速化が図られているのに加え、空間オーディオなどの機能がいくつか追加されるなど、全体的に底上げされてはいるものの、目新しさという点ではいまひとつだ。だからこそボディーデザインを刷新して見た目の新しさを演出していると考えれば、全体としてのつじつまは合う。
実売価格が2万2980円と、従来の1万4980円から大幅に上がっているのも気になるところだ。セール時には2万円の大台を切ることは期待できるだろうが、新規購入ならまだしも、第1世代や第2世代を所有しているユーザーが、無理に買い替える必要はないというのが個人的な意見だ。カメラ回りの機能がなくても構わないなら、Echo Spotを選ぶ選択肢もある。
なお2024年現在、AmazonのAlexa事業に関しては、近日中に大幅な刷新があるとうわさされており、このEchoも影響を受ける可能性が大きい。このタイミングで発表された新製品がそれらに対応しないことはさすがに考えにくいが、手元にあるAlexaデバイスの買い替えや買い増しを判断するのは、それらの発表を待ってからでも遅くはないだろう。
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