これまでできなかった待望の機能が追加? 「Echo Show 8」を3週間使い込んで分かった操作のコツ:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)

» 2020年04月07日 12時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]

 Amazonから新しく登場した画面付きスマートスピーカー「Echo Show 8」。前回は競合製品との相違点など外観の紹介、およびセットアップの手順を紹介した。今回は姉妹モデルにあたる「Echo Show 5」との相違点や、筆者が実際にしばらく使い込んだ上でのポイントを紹介する。

Echo Show 8 8型の液晶ディスプレイを搭載したAmazon「Echo Show 8」

デザインや操作性は「Echo Show 5」そのまま

 本製品は、ボタン配置が5型のディスプレイを備えたEcho Show 5とそっくりなことからも分かるように、操作方法もEcho Show 5とほぼ同様だ。

 具体的には、上から下にスワイプすれば設定用のメニューが表示される他、右から左へとスワイプするとミュージックやビデオ、スマートホームや定型アクションへのショートカットが表示できる。音声に加えて画面でも操作可能なのは、画面のない一般的なスマートスピーカーにない利点だ。

Echo Show 8 ホーム画面。これは「イラスト」を壁紙に設定した状態で、左上に時計と天気が表示される。画面の解像度は1280×800ピクセル表示に対応する
Echo Show 8 画面の上→下にスワイプすればメニューが表示される。下層からホーム画面に戻るのもここから行う
Echo Show 8 画面を右→左にスワイプすればミュージックやビデオ、スマートホームや定型アクションへのショートカットを表示できる

 機能についても、ざっとチェックした限りではEcho Show 5と同様で、アラームや音楽再生などの基本的な機能はもちろん、外部のスマートリモコンと連動しての家電製品のコントロールなどにも対応する。後述するが、Amazonプライム・ビデオも実用レベルでの再生が可能だ。

 一方、競合製品となる7型のGoogle Nest Hubと比べると、YouTubeの直接再生ができなかったり、また聞き取った音声コマンドをテキストに変換して画面上に表示したりする機能もない。YouTubeの代わりにAmazonプライム・ビデオの再生に対応するのは、本製品ならではの差別化要因として許容できるとして、後者はぜひ対応してほしいと感じる。

Echo Show 8 スマートホーム。設定済みのデバイスと運転状況が表示され、ここから操作も可能だ
Echo Show 8 音楽再生の画面。表示内容と無関係なヒントが下段に表示される仕様は相変わらずだ
Echo Show 8 アラーム。従来は音声でしか解除できなかったが、今回は画面上でも解除できることを確認した
Echo Show 8 応答音(開始時/終了時)はオンにしておいた方が使いやすくなる

時計ではなくフォトスタンド寄りの性格

 さて、このEcho Show 8だが、Echo Show 5の大型版のように見えて、実際に横に並べて動作させると、挙動はかなり異なっていることが分かる。

 まず1つは、Echo Show 5のように、デジタル時計を全画面表示できないことだ。Echo Show 5はこの表示にすることで、外見も挙動も、あたかも目覚まし時計のように使えたが、本製品はそういったモードを搭載せず、時刻は画面の左隅に小さく表示することしかできない。本体上部を軽くたたくと、スヌーズしてくれる機能も省かれている。

 画面サイズの大小が違うから仕方ない──と思うかもしれないが、本製品のライバルであるGoogle Nest Hubは、7型の画面いっぱいに時計を表示でき、実際に筆者自身がその状態で普段使用しているので、どうにも機能が不足しているように感じてしまう。

Echo Show 8 Echo Show 5(右)との比較。本製品は画面いっぱいに時計を表示する機能がない
Echo Show 8 Google Nest Hub(右)も時計の全画面表示は可能だが、ほぼ同サイズの本製品は非対応だ
Echo Show 8 時計をなるべく大きく表示するにはナイトモードをオンにする方法があるが、それでも全画面ではない

 これらの違いは、設定画面にも表れている。Echo Show 5は、まず「時計」のデザインを選び、その詳細を決める過程で色や壁紙を決める。あくまでも時計ありきの設定だ。

 これに対して本製品は、まず壁紙を決め、それに付随する設定の1つとして、時計の挙動、例えば12/24時間表示などの設定を行う。壁紙にはデフォルトの設定の他、Amazon Photosからライブラリーを読み込む項目もあり、言うなればフォトスタンドとしての設定が主だ。

Echo Show 8 Echo Show 5の設定画面。真っ先に「ホーム・時計」が来ており、Echo Show 8のように壁紙を選ぶメニューはない(時計のデザインを選択する過程で背景が決まる)
Echo Show 8 本製品の設定画面。こちらは「壁紙・時計」と、時計よりもまず壁紙ありの構成だ。Echo Show 5では「ホーム・時計」の中にある「ホームコンテンツ」が1階層上にある

 ちなみに、この本製品の仕様は10.1型のEcho Showとほぼ同様だ。つまりEcho Show 5だけが「時計」で、Echo Show 8とEcho Showは「フォトスタンド」といっていい味付けがなされていることになる。

 この方向性は、画面サイズを考えると決しておかしくはないのだが、Echo Show 5を所有している筆者からすると、中間サイズである本製品は、時計寄りの使い方もできてほしいと思う。確かに8型の画面いっぱいに時計を表示するとかなり巨大ではあるが、使い方を選ぶのはユーザであって、機能そのものをなくすのはちょっと違う気はする。

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