以上のように、驚くような進化はないものの、動画の再生がかなり実用的に行えたり、従来は不可能だったヒントの非表示が一部の画面で可能になったりと、個人的には大きなプラスだ。
マイナスとなるのは、本稿でも紹介したように時計モードが存在しないこと、Gooogle Nest Hubのような発話をテキストに変換する機能が用意されていないこと、本体の奥行き(約9.9cm)がかなりあることくらいだろうか。奥行きを取るのはEcho Showシリーズ共通の欠点だけに、次の世代では何らかの解決策を見たいところだ。
ただ、これらのマイナス面はいずれも買い控えをお勧めするようなクリティカルな問題ではない。動画の再生も、ハードウェア的にはかなり負荷がかかるはずだが、10.1型のEcho Showに比べて読み込み速度は高速でストレスもなく、画面付きスマートスピーカーとしての完成度は高い印象だ。
これまでぽっかりと空いていた、5.5型と10.1型の中間をきれいに埋めてくれる存在ということもあり、画面付きスマートスピーカーの購入を検討する場合、7型のGooogle Nest Hubとともに、候補の一番手になるモデルと言えるだろう。
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