HPは9月24日(米国太平洋夏時間)、年次イベント「HP Imagine 2024」に合わせてノートPCや周辺機器の新製品を発表した。新製品は米国において同日から順次発売されているが、日本での展開については後日発表される。
この記事では、主要な新製品を紹介する。
「HP OmniBook Ultra Flip 14」は、新しいAI PC(Copilot+ PC)の要件を満たすHP製ノートPCとしては初めてのコンバーティブル式2in1モデルとなる。パフォーマンスと消費電力のバランスが取れたモデルとして、「完璧なAI創造体験を求める人」にお勧めするという。受注は既に開始しており、最小構成の想定価格は1449.99ドル(約20万9000円)となる。
SoCはCore Ultra 200Vプロセッサを搭載しており、最上位モデルの「Core Ultra 9 288V」(Pコア4基4スレッド+Eコア4基4スレッド/32GBメモリ)も選択可能だ。全構成が「Intel Evo Editionプラットフォーム」に準拠する。メモリの容量は、SoC次第で16GBまたは32GBとなる。
ストレージはPCI Express 4.0接続のSSDで、容量は512GB/1TB/2TBから選択できる。1TBと2TBでは、パフォーマンスをより高めたモジュールを搭載する構成も選べるという。
ディスプレイは14型有機ELで、タッチ操作にも対応する。パネル解像度は2880×1800ピクセルで、リフレッシュレートは48〜120Hzの可変式を採用し、輝度は最大400ニト(HDRコンテンツ表示時は最大600ニト)となる。HDR表示に対応しており、VESA DisplayHDR 600認証も取得している。
Webカメラは約900万画素で、赤外線式の顔認証にも対応する。スピーカーは4基構成で、コミュニケーションツールを開発する「Poly(ポリ)」部門の監修を受けている。
ポート類は、Thubderbolt 4(USB4)端子×2、USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)Type-C端子と3.5mmイヤフォン/マイクコンボ端子を備える。Thubderbolt 4端子を含むUSB Type-C端子は、全てUSB PD(Power Delivery)規格の電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応する。ワイヤレス通信はWi-Fi 7(IEEE 802.11be)とBluetooth 5.4に対応する。
「HP EliteBook X 14」は、HPのビジネス向けノートPCの新モデルで、AMDの「次世代Ryzen PROプロセッサ」を搭載している。オンデバイスAI処理を快適かつ安全にこなせるようにすべく、超高速なLPDDR5X-8000規格のメモリを最大64GB搭載可能とし(増設/換装不可)、新しいAI PCに準拠するPCとしては初めて量子ハッキングからの防護機能を備えている。米国では12月の発売を予定しており、想定価格は発売が近づいたタイミングで改めて発表される、
ストレージはPCI Express 4.0/5.0接続のSSDで、容量は512GB〜2TBまで用意される。ディスプレイは14型で、パネルは以下の2仕様を選択できる。
Webカメラは約500万画素で、赤外線式の顔認証にも対応する。Poly部門の監修を受けた「Poly Camera Pro」により、NPUを利用したカメラエフェクトも利用可能だ。
ポート類はThunderbolt 4端子×2、USB 10Gbps Type-C端子、USB 10Gbps Standard-A端子、HDMI出力端子と3.5mmイヤフォン/マイクコンボ端子を備える。Thubderbolt 4端子を含むUSB Type-C端子は、全てUSB PD規格の電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応する。ワイヤレス通信はWi-Fi 7(IEEE 802.11be)とBluetooth 5.4に対応する。
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