PCゲーミングでは、CPUやメモリ、グラフィックスカードと並んでデータストレージも重要な要素となりうる。データの読み出しの速度が、プレイアビリティーを左右するからだ。
そういうこともあってか、PC向けストレージデバイスにおいて大手であるウエスタンデジタル(WD)も、ゲーミングデバイス向けSSD「WD_BLACK」シリーズのブースを構えている。
本ブースでは、9月24日に発表されたばかりの「WD_BLACK SN850X」の8TBモデルも早速展示されている。本モデルは読み出し速度が最大毎秒7200MBと、PCI Express 4.0規格の上限近くを攻めている。担当者は「お気に入りのゲームをどんどん入れて楽しむために、SSDの大容量化は今後も進むだろう」と語る。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)公認のPlayStation 5対応SSD「WD_BLACK SN850P」シリーズや、Xbox Series X|Sに差し込める「WD_BLACK C50」シリーズも展示されている。
個人的にはM.2 Type 2230対応の「WD_BLACK SN770M」のサイズに驚いた次第だが、SanDiskブランドのmicroSDメモリーカードに“2TB”という容量があることに「時代は変わったなぁ」と思わざるを得なかった。
中国発祥のゲーミングディスプレイメーカー「KTC科技」のブースでは、41.5型有機ディスプレイ「G42P5」や「H25X7」などが展示されていた。
同社は2024年8月に日本法人(KTC科技日本)を立ち上げ、日本市場に本格進出した。日本のゲーマーに対して、自社をアピールするために出展したようだ。
ディスプレイの多くはPlayStation 5と接続されており、高リフレッシュレート対応やHDMI 2.1への対応などをアピールしていた。
最新モデルだけでなく、場合によっては国内未発売の機種にも触れられるのがTGS2024だ。少し遠いと感じるかもしれないが、ゲームファンにはぜひ足を運んでみてほしい。
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