Windows 10/11の9月度非セキュリティプレビュー更新プログラム/「PlayStation 30周年アニバーサリー コレクション」登場週末の「気になるニュース」一気読み!(1/3 ページ)

» 2024年09月29日 07時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

 うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、9月22日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!

Windows 10/11の9月度非セキュリティプレビュー更新プログラム

 米Microsoftは9月26日(現地時間)、Windows 11向けに2024年9月度の非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリースした。Windows 11 バージョン 23H2および22H2向けが「KB5043145 」となる。

 なお、Windows 10 バージョン 22H2向けの「KB5043131」も9月24日にリリースされている。

Microsoftが、Windows 10/11向けに7月度の非セキュリティプレビュー更新プログラムを公開した Microsoftが、Windows 10/11向けに7月度の非セキュリティプレビュー更新プログラムを公開した

 Windows11向けの更新プログラムでは、以下のような機能が追加されている。

  • タスクバーの検索ボックスに表示される検索結果からローカルファイルを直接共有できるようになった
  • 配信の最適化設定ページがWindows 11のデザインと一致するようになった
  • この更新プログラムにより、Windows共有ウィンドウから検索ボックスが削除される
  • メディアの再生中に、メディアコントロールがロック画面の下部中央に表示されるようになった

 非セキュリティプレビュー更新プログラムは、月例のセキュリティ更新プログラムに先駆けて変更内容をプレビューする目的のものだ。適用は必須ではなく、オプションを有効にしていなければ自動でアップデートされない。アップデートしなかった場合、基本的には翌月のセキュリティ更新プログラムと同時に適用される。

Windows向けの「ESET」でローカル特権昇格の脆弱性

 キヤノンITソリューションズは9月24日、セキュリティソフト「ESET」のWindows向けクライアントに脆弱(ぜいじゃく)性(CVE-2024-7400)が報告されていると明らかにした。

キヤノンITソリューションズは、ESETのWindows向けクライアントに脆弱性があると明らかにした キヤノンITソリューションズが、ESETのWindows向けクライアントに脆弱性があると明らかにした

 脆弱性は特権昇格に関するもので、攻撃者が検出されたファイルを駆除する際のESETプログラムのファイル操作を悪用し、任意のファイルを削除することで、権限を昇格させる可能性があるというものだ。CVSS v4.0スコアは8.5で、深刻度は「High」とされている。

 対象となるプログラムは以下の通りだ。個人向け製品では、「ESET HOME セキュリティ アルティメット/プレミアム/エッセンシャル」「ESET インターネット セキュリティ まるごと安心パック」が該当する

  • ESET Security Ultimate
  • ESET Smart Security Premium
  • ESET Internet Security
  • ESET Small Business Security
  • ESET NOD32アンチウイルス
  • ESET Safe Server

 なお、本脆弱性は、2024年8月14日から配信している駆除機能「125.1.1」で修正済みだ。最新の検出エンジンが適用されている場合、修正モジュールが適用されているとのこと。

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