思ったよりも大きくない「PlayStation 5 Pro」と思いっきり懐かしい「PlayStation 30周年コレクション」の実機を見てきた東京ゲームショウ2024年(1/2 ページ)

» 2024年09月27日 12時40分 公開
[井上翔ITmedia]

 9月28日と29日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で一般公開を迎える「東京ゲームショウ2024」。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は本イベントに大きめのブースを構えている。ゲーム機のプラットフォーマーだけに「出展は当たり前じゃないの?」と思うかもしれないが、同社が東京ゲームショウにブースを構えるのは2019年以来5年ぶりだ。

 SIEブースには見どころがたくさんあるが、特に注目したいのが発表されたばかりの「PlayStation 5 Pro」の実機と、PlayStation(プレイステーション)ブランド誕生30周年を記念した「30周年アニバーサリー コレクション」の展示だ。

【追記:20時25分】PlayStation 30周年アニバーサリー コレクションの日本における想定価格を追記しました

めっちゃ広い 5年ぶりの出展とあってか、SIE(PlayStation)ブースはかなり広めに取られている
モンハンワイルズ SIEブースの正面から見て左半分は、カプコンが2025年2月28日に発売する予定の「モンスターハンターワイルズ」の試遊コーナーに当てられていた。試遊ブースは40台あったが、あっという間に待機列ができた(なお、カプコンブースにも112台の試遊ブースがある)
厚遇されている? モンスターハンターワイルズは、PlayStation 5独占タイトルではないのだが、試遊コーナー前には大型フィギュアの展示もあるなど力が入っていた

思ったよりも大きくない「PlayStation 5 Pro」

 PlayStation 5 Proの実機は、SIEブースの向かって右側で現行の「PlayStation 5 Digital Edition(CFIJ-10019)」と共に展示されている。縦置きすることを前提にすると、本体の横幅は両者であまり変わらず、背は明らかにPlayStation 5 Proの方が高い。「PlayStation 5 Proは、PlayStation 5のお兄さん」といった感じだ。

並んで展示 PlayStation 5 Pro(左)と、現行のPlayStation 5 Digital Edition。横幅は同じで、高さが異なる(共に縦置き用スタンドは別売)

 高さ以外の違いといえば、側面のスリットがより多くなっているくらい。発表当初の画像を見ると「結構大きい?」と思ったのだが、実物を見るとスペックを考えるととてもスリムだなと思い直したところだ。

 PlayStation 5 Proの具体的な寸法はまだ公表されていないが、SIEによると初代のPlayStation 5 Digital Editionよりもコンパクトなのだという。パッと見の印象は間違っていなかった。

側面 背が高いこととスリットの数で見分けが付く

 前面と背面のポート類の構成は、両モデルで変わりない。

背面 背面のポート類。電源を内蔵してこのサイズとなると、「下手にゲーミングPCを用意するくらいなら、PlayStation 5 Proの方が収まり的にもいいのでは?」と思ってしまう

PlayStation 5 Proの試遊機は2台だけ

 「本体を見比べるよりも、実際にプレイして比べたい!」という人もいるかもしれないが、SIEブースにあるPlayStation 5 Proの試遊機は2台のみで、PlayStation 5 Proのエンハンスモード(映像拡張)に対応している「ファイナルファンタジーVII リバース」(スクウェア・エニックス)と「グランツーリスモ7」(SIE)を試せるようになっている。

 一般公開日も2台だけなのかどうかは不明だが、PlayStation 5 Proの体験はかなり“狭き門”となりそうだ。

試遊台 PlayStation 5 Proの試遊は2台のみ。ファイナルファンタジーVII リバースでは安定して4K(3840×2160ピクセル)/60fpsの描画ができること、グランツーリスモ7ではレイトレーシング表現の高度化を体験できるそうだ
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