GoPro HEROはフロントディスプレイを持たない最新の小型軽量GoProです。サイズも小さい。いや、あえてちっちゃいと言わせていただきましょう。なんだこれ、かわいいか。
GoPro HERO4 Sessionや、GoPro HERO11 Black Miniの系譜かと思ったら、おっと、メインディスプレイはしっかりと備えています。GoPro HERO7 SILVERの現代版と解釈した方がいいかもしれません。
外観上の特徴は、何と言っても前面パネルのほぼ全体に敷き詰められたヒートシンク。熱対策はバッチリですよ、というメッセージを感じます。
アクションカムたるもの、タイヤが路面を切りつけ小石が飛び交う場所でも使うことがあるでしょう。その時にレンズカバーが傷つくこともあるかもしれません。でもGoPro HEROのレンズカバーは外せます。交換できます。
このシステムに期待したいところは、GoPro HEROが魅力ある製品に育てば、メーカー純正の、もしくはサードパーティーのNDフィルターなどの販売があるかもという部分ですね。
この小ささを実現するためでしょう。バッテリーは取り外しができなくなりました。複数のバッテリーを用意して長時間撮影に挑むといったことができないため、さまざまなシーンで撮影をしたいときはモバイルバッテリーを用意し、細かな充電を繰り返しましょう。
三脚などに固定するときは、折りたたみ式のフォールディングフィンガーを使います。本体のへこみ部分に収まるGoPro HERO13 Blackと違ってパーツ全体が露出していますが、折りたたんでおけば邪魔にはなりません。
単体の写真だとGoPro HEROの小ささが分かりにくいかもしれないため、2台のGoProを並べてみました。一回り小さくなっているという感覚が伝わるでしょうか。
物理ボタンの操作は共に同じです。側面のボタンを長押しして電源を入れ、同じボタンを押してモードを切り替え、上部のシャッターボタンで録画開始/停止します。
画面内のメニューは、デザイン/UI共に同じ系統でまとまっていますが、GoPro HEROはかなり簡略化されました。シャッタースピードなどを細かく設定することはできません。
画面が小さくなっているぶん、タッチ操作が厄介かなとも思っていたのですが、いい意味で肩透かし。定められた設定のまま、手軽に撮影できるようにチューニングされています。
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