初心者から玄人(?)まで結集! 第1回「自作PCユーザーミーティング」に密着(4/4 ページ)

» 2024年10月22日 12時00分 公開
[すまさITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

「トークセッション」で語られたこと

 最後のプログラムは「トークセッション」だ。

 初めに主催者のモリケン氏が「なぜ改造PCを始めたのか?」というストーリーを時系列で紹介した。なかなかに興味深いものだった。

モリケン氏 モリケン氏が改造PCを作るに至るまでの経緯を語る。表には出てこないような“裏話”もあった

 トークセッションでは当日の挙手(飛び込み)枠も用意され、AVerMediaの上田氏がASRockの配信者向けマザーボード「LiveMixerシリーズ」への“愛”をアドリブで語っていた。

上田さん 当日の挙手枠で登壇したAVerMediaの上田氏。LiveMixerへの愛をアドリブで語った。「次の世代(のLiveMixer)が出るためには、売れる必要がある」と力説する

 最後はGreyGhostCCC じーま氏が登壇し、PCケースの塗装について語った。筆者はPCケースに塗装することまで考えたことはなかったが、「素材によって向き不向きがある」といった話は大いに参考になった。

じーまさん PCケースの塗装に必要なものを丁寧に説明するGreyGhostCCC じーま氏

最後は「じゃんけん大会」

 最後のプログラムは、この手のイベントの定番ともいえる「じゃんけん大会」だ。

 今回用意された景品は、イベントのために用意されたものからモリケン氏が“ため込んだ”秘蔵アイテムまで、いろいろなものが用意された。本当にたくさんあったので、時間内で全て贈呈できなかったため、余ったものは次回に持ち越すそうだ。

じゃんけん大会 秋葉原のイベントでは恒例のじゃんけん大会
折りたたみ式コンテナ AMDロゴ付きの折りたたみコンテナも景品に。筆者も欲しかったが、“取材者側”だったので参加できなかった

 会場では、参加者が持ち込んだPCなどを展示するコーナーも設けられた。今となってはレアなものや懐かしいものも展示されていた。

モリケン氏 モリケン氏が作った改造PCの一部。写真左の「そばPC」はわさびが電源スイッチでネギがLEDだ
兆芯CPUとマザボ 世界はもちろん、お膝元の中国ですらほとんど出回っていない「兆芯(KaiXian)」製のCPU「KX-7000/8」と、同CPU対応のマザーボード「XC-KX700M D4」。これは筆者が持ち込んだものだ
HYTE Y60 MOD Noctua build GreyGhostCCC じーま氏が制作した「HYTE Y60 MOD Noctua build」
未開封Xeonなど 「Pentium III Xeonプロセッサ」の未開封パッケージ品や、美少女キャラクターデザインのベアボーン「きゃらべあ」シリーズの「ななついろ★ドロップス」デザインなども展示された。いずれも分かってしまうと老いを感じてしまうのはなぜだろうか……

次回開催の予定は?

 イベントは当初予定よりも1時間ほど遅れて午後6時過ぎに閉会となった。参加者へのアンケート結果を見る限り、おおむね好評だったようだ。

 今回の参加者の中には、インテルPCマイスターの上級を取得した人の他、PCショップ店員、ライター、PC業界の関係者が混じっていた。一見すると「何それ怖い」と感じてしまうところだが、好きな自作PCについて語る時は、一様に同じ目線で話せていたようだった。

 今回の参加費用は、全てモリケン氏持ちということで無料だったが、第2回は2025年2月ごろに「大人は有料、学生は無料」という形で開催を検討しているという。

 特に今回は(盛り上がってしまったため)タイムスケジュールに課題こそあったが、次回もユーザー同士が自作PCについて語ることができるイベントに期待したい。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー