自作PCアドバイザーのモリケン氏が10月9日、通運会館(東京都千代田区)で「自作PCユーザーミーティング」を開催した。本イベントは自作PCユーザーの交流を目的として開催され、参加者は52人となった。
この記事では、本イベントの模様をお伝えする。
秋葉原では、PC/パーツメーカー主催の自作PCイベントは数多く開催される。しかし、基本的に特定の登壇者が“一方的に”話すパターンが多いため、イベントに集まった人同士の新しいコミュニケーションは生まれづらい状況となっていた。
そこで本イベントは、ユーザー同士が交流することに主眼を置いている。自作PCについて語り合うことで、知識のレベルアップを図ろうという狙いもある。
加えて、普段触ることのできない高額なPCパーツを実際に手に取る機会も設け、今後パーツを購入する際の選択肢を広げることも狙いの1つという。
参加者は7つのグループに分かれて、まずグループディスカッションに取り組んだ。
最初は自己紹介を行う……のだが、何を話せばいいか分からない人もいることを想定して、話すことのテンプレートも用意されていた。その後、自分がPCショップの店員になったつもりで自作PCの構成と見積もりを提案する。
「何のため?」と思うかもしれないが、実はインテルが監修している認定プログラム「インテルPCマイスター講座」の中級以上の試験で行われるグループディスカッションを想定した取り組みだ。
グループディスカッションは、仮想ユーザーの具体的な要望を聞いた上で、その条件に合致するPCの構成を考える形で進められた。1人目の仮想ユーザーは、以下のような感じだ。
メーカー製PCを使っていた中学生のAさんは、高校入学を前に“おねだり”をしていたPCをクリスマスプレゼントとして買ってもらえることになりました。AさんはせっかくなのでPCを自作をしてみようと考えています。予算は約20万円で、費用は親に出してもらう予定です。
提案は20万円を超えても構いませんが、その場合は親を説得する材料を含めて構成を考えてください。なお、ディスプレイ/キーボード/マウスはAさんの手持ちを流用するものとします。
構成を考える上でのルールは、特に指定のない限りは国内で新品で買えるものとされた。中古品やジャンク品の利用、「AliExpress」などの海外ECサイトからの取り寄せは禁止だ。
参加者は「このお題のPCを何に使いたいのか?」を想像をしながらディスカッションを進めた。
一応「20万円」という予算の制限があるため、組み立てるPCの方向性や、どのパーツに重きを置くのか(予算を多く割くのか)はグループ内でも見解は分かれがちだった。まさに“十人十色”である。
構成が決まったら、グループごとに代表者がその説明を行う。その際に「どのパーツから決めたのか?」と質問が飛んだが、多くのグループは高額なCPUやグラフィックスカード(GPU)から選定したようだ。
しかし、中には「OSを選んでからグラフィックスカード」というグループもあった。このグループは用途を問わず価格が動かないものから先に選んでいくという発想でOSから選定したのだという。それを聞いた筆者は「なるほど」と思った。
XLサイズのマウスパッドを複数収納できるケースがヒットを飛ばす
同時に登場するマザーは30製品ほど? 販売直前まで視界が晴れない「Core Ultra 200S」回り
初代LibrettoやDynaBook J-3100に会える! 「ダイナブック大作戦 in 秋葉原」で35周年を迎えたdynabookを振り返ってきた
インテルが「Core Ultra 200Sプロセッサ」発売記念イベントを開催 10月26日に秋葉原で
MSIファンは必訪! 同社ノートPCの開発20周年を記念したイベントが27日に秋葉原で開催 一足先に中身を見てきたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.