Microsoftは11月12日(現地時間)、Windowsが備える機械学習向けの低水準API「DirectML」を活用した、Copilot+ PCのNPU対応アプリをいくつか発表した。
Copilot+ PCは、これまでQualcommのSnapdragon Xシリーズに限定されていたが、AMDおよびIntelプロセッサへの対応を11月から順次行うと発表していた。
Adobeの動画編集ソフト「Premiere Pro」はβ機能として、DirectMLを使ってIntel Core Ultraプロセッサの機械学習効率を有効化し、オーディオを自動的にタグ付けできるようになった。
オーディオクリップを効果音/音楽/会話/環境音として分類できる。各クリップにはエッセンシャルサウンドパネルを開くバッジが付いており、そのサウンドカテゴリーに必要なパラメーターにすぐアクセスできるという。
画像処理ソフト「Capture One」は、編集中の写真に対して別の画像のスタイルを適用できる「Match Look」、画像のトリミングを自動化できる「AI Crop」が導入された。
画像編集ソフト「Affinity Photo 2」では、Snapdragon X EliteのNPUを活用した機能として、Object Selection(オブジェクト選択)が追加された。機械学習により画像内のオブジェクトを素早く分離/セグメント化することで、手動でレイヤーマスクを作成するという作業を省けるようになる。
Microsoftは11月12日(現地時間)、現在サポートしているWindows 11およびWindows 10の全バージョンに対し、月例セキュリティ更新プログラムの配信を開始した。
Windows 11 24H2向けは「KB5046617」、Windows 11 23H2/22H2向けは「KB5046633 」、Windows 10(22H2/21H2向け)は「KB5046613」、Windows 10(1809向け)は「KB5046615」となる。
本更新プログラムでは、CVE番号ベースで89件の脆弱(ぜいじゃく)性に対応した。このうち深刻度を「Critical(緊急)」と評価しているのは以下の4件だ。
また、以下の2件は深刻度は「Important(重要)」ながら、既に悪用の事実が確認済みとなっている。
既に攻撃手法が知られている脆弱性も含まれており、できるだけ早めのアップデートを心掛けたい。
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