8K/30fpsで撮影できる360度カメラ「QooCam 3 Ultra」の強みと弱点 GoPro MAXみたいな箱型ボディー武者良太の我武者羅ガジェット道(2/4 ページ)

» 2024年11月29日 14時00分 公開
[武者良太ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

プロ機材を思わせる端的なUI

 前後/左右の音を捉える4つのマイクを搭載している点も、QooCam 3 Ultraの大きな特徴です。サウンドフォーマットはAAC(4ch)で、変換作業が必要ですが空間オーディオの作成が可能です。

photo レンズ横および電源ボタンの上にある穴がマイク。背面や、バッテリードアの上にも同様にマイクホールがある
photo Premiere Proで「QooCam 3 Ultra」撮影ファイルを読み込んだところ。音声トラックが4本あるのが分かる

 このマイクにより、XRヘッドセットで360度動画を視聴する際の没入感がさらに強化されます。例えば外付けのアンビソニックマイク「ZOOM H3-VR」を使用しなくても、単体で立体的な音響を録音できるのは非常に貴重です。また、BluetoothマイクやUSB接続マイクにも対応しています。

 ディスプレイはタッチ操作対応の2.19型サイズを採用します。ボディーは大きめでやや重めですが、操作性は工夫されており、フィジカルなプッシュボタンが3つ、タッチ式の電子ボタンが2つ配置されています。レイアウトに余裕があるため、操作系が充実している点も魅力的です。

photo UIはシンプルなものの、ミラーレス等のカメラを使っているならば直感的に理解しやすいものです

 ストレージは、内蔵の128GBに加えて、最大1TBのmicroSDメモリーカードに対応しています。また、IP68という高い防水防じん性能を備えている点にも注目すべきでしょう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー