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Core UltraになったタフネスPC「TOUGHBOOK FZ-G2N」の実機をアレコレ試して分かったこと(3/3 ページ)

» 2024年11月29日 17時00分 公開
[長浜和也ITmedia]
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数値や規格で表せないTOUGHBOOKだけが持つ価値

 FZ-G2シリーズの“2024年モデル”としては、ここまで紹介してきたCPUとシステムメモリの強化、それに伴うバッテリー駆動時間の延長とリアカメラの有効画素数の増加が主な変化となる。それ以外の部分においては、従来のFZ-G2シリーズが有していた「フィールドワークに求められる使い勝手を十分に取り入れた堅牢タブレット」の特性を継承している。

 リアカメラの強化については、フィールドワークで現場の様子をデジタルカメラで撮影して、作業検討や業務報告、さらには現場からのリアルタイム報告にWeb会議ツールを利活用するケースが増えている。

 このとき、今回のモデルで強化されたリアカメラからの画像は現場の状況を正確に伝えるために非常に有用といえる。また、F値が1.8と“明るいレンズ”となったことで、フィールドワークでありがちな「日が十分差さなくて暗めの写真が量産される」といった事態も減るはずだ。

タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 インカメラは約200万画素のものを備える
タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 シャッターが付いているので、プライバシー面でも安心だ

 フィールドワークの特殊事情という意味では、大音量スピーカーも意外な必須アイテムといえる。TOUGHBOOKは、工場であったりプラントであったりと、大きな騒音が発生している現場で活躍することも多い。

 加えて、現場とバックアップオフィス(サポート拠点やコントロールセンター、開発室など)とのやりとりを音声チャットやビデオチャットで行うことも増えている。そのような現場だからこそ大音量スピーカーは必須条件といえる(本機の音圧レベルは88dB)。

 本体に実装するインタフェースも、従来モデルと同様だ。使用していないときはロック機構を備えたカバーで多い防じん/防水を維持する。また、観測機器や測定機器、非接触タイプセンサーなど多種多様なデバイスの利用が想定されることもあって、モジュールタイプのインタフェースを必要に応じて組み込むことも可能だ。

 パナソニックでは、デバイスの改良や進化に伴って対応インタフェース規格が変更してもモジュールを交換すれば本体の買い替えは発生しないとそのメリットを訴求している。

タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 ボディーの天面。中央やや左寄りにあるのは拡張エリア1にアタッチメントオプションを装着した際にポート類などが配置される
タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 こちらは底面。下部中央の拡張エリアには、microSDメモリーカードスロットやバーコードリーダー、USB 2.0ポート、有線LAN端子、サーマルカメラ、シリアルコネクターなどのユニットを装着できる
タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 拡張バスコネクターと、キーボードベースの位置合わせガイドの差し込み口がある
タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 左側面
タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 本体のポート類にアクセスするには、カバーを開ける必要がある。USB Type-C(Thunderbolt 4準拠)端子はUSB Power Deliveryによる電源入力にも対応している
タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 右側面。電源端子がある
タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 キーボードベースを外した状態の背面
タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 拡張エリアは本体背面にある。標準状態ではダミーカバーが取り付けられている。背面左下にある拡張エリアには、非接触タイプのICカードリーダーやスマートカードリーダーといったオプションを装着可能だ
タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 キーボードベースに装着した状態でも、タブレット本体に備えたプログラマブルボタンにアクセスできる
タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 キーボードベースを装着した状態で、クラムシェルスタイルノートPCでは天面の位置がタブレットの背面にあたる
タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 キーボードベースの底面
タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 キーボードベースを装着した状態では、キーボードベース側の電源コネクターを利用する
タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 キーボードベースの左側面にはUSB 3.2 Gen 1 Type-C端子を備える
タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 ディスプレイ(というかタブレット本体)の最大開度は実測で約143度だった。ハンドル部分がスタンドの役割も兼ねているのが分かる
タブレット 頑丈 堅牢 TOUGHBOOK にCore Ultra シリーズ1 FZ-G2 10.1インチ Windows 11 キーボードベースの背面側には取っ手を設けており、FZ-G2を接続した状態でカバンのように持ち運びが可能だ

 TOUGHBOOKの存在理由でもある頑丈さについては「MIL-STD-810H準拠の耐衝撃性能」「IP65準拠の防じん/防水性能」といった規格的な基準は当然として、「衝撃を受けてもフラットケーブルコネクターが抜けないように(製造過程では手間のかかる)バックフリック式コネクターを導入する」「衝撃を逃がして破損を防ぐために抜き差し部分を固定しないフローティングコネクター構造」など、実情を知っているからこそ実装できる頑丈PCのノウハウを惜しみなく投入している。

 数値や規格に着目しがちなPCの評価だが、それだけでなく、現場を熟知しているからこその信頼を重視するユーザーにとって、FZ-G2Nは頼りになる道具であり続けるはずだ。

 今回は標準構成のモデル(FZ-G2NBMBXAJ/直販価格は33万6490円〜)を取り上げたが、他にもワイヤレスWAN(LTE)モデルや、LTE/5G両対応ワイヤレスWANモデル(2025年1月〜3月に発売予定)も用意されているので、用途に応じて選ぶといいだろう。

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