うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、12月8日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Microsoftは12月6日(現地時間)、Windows 11 Insider Preview Build 26120.2510(KB5048780)をDevチャネル向けに公開した。このビルドでは、AMDおよびIntel製CPU搭載のCopilot+ PC向けに「Recall(プレビュー)」が提供される。
Recallは、PCのアクティブな画面を定期的にスナップショットとして記録しておき、PC内のAIがその内容を分析する。ユーザーはタイムラインをさかのぼったり、自然言語で質問したりすることで、簡単に過去の作業内容や表示していたWebサイトなどを探すことができるというもの。
Snapdragonを搭載したCopilot+ PC向けには、Insider向けとして既にリリースされていた。
ちなみに「Click to Do(プレビュー)」もIntel製CPU搭載のCopilot+ PCで利用可能となる。
Click to Doは、表示しているコンテンツ(画像やテキスト)に応じて、適切なアクションが表示されているという機能だ。2週間前にRecall内で利用できる「Click to Do in the Recall」がSnapdragon搭載Copilot+ PC向けに提供されたが、同じ機能がAMDとIntel製CPU搭載のCopilot+ PC向けにも提供される。加えてRecall以外でも「Winキー+マウスクリック」「Winキー+Q」などでClick to Doを利用できるようになる。
なお、Click to Doを利用するには、Copilot+ PCでRecallを有効にする必要があるが、スナップショットの保存は無効のままでも構わない。
この他、ペイントアプリで生成AIを利用できる「Cocreator」、フォトアプリ向けの「Image Creator」「Restyle Image」もAMD/Intel搭載Copilot+ PC向けに提供される。
Googleは12月11日(現地時間)、次世代AIモデル「Gemini 2.0」を発表した。既にGemini 2.0 Flashの試験運用版となる「Gemini 2.0 Flash Expreimental」が全てのGeminiユーザーで利用可能になっている。
Gemini 2.0モデルファミリーの最初のモデルであるGemini 2.0 Flashは、最先端のテクノロジーで低レイテンシと性能強化を大規模に実現した主要モデルだ。現在、Google AI StudioおよびVertex AIのGemini APIを介して、開発者向けの実験モデルとして提供されている。2025年1月には一般提供を開始する予定だ。
さらに高度な推論とロングコンテキスト能力を活用することで、リサーチアシスタントとして動作し、複雑なトピックを探索してユーザーに代わってレポートを作成する「Deep Research」もリリースされた。Gemini Advancedの英語ユーザーが利用できる。
この他、Google I/Oで発表された、現実世界でマルチモーダル理解を実現する「Project Astra」もGemini 2.0にアップデートされた。複数言語や混合言語での会話が可能になった他、Google 検索やGoogle レンズ、Google マップなども利用できる。また、人間とAIエージェントのインタラクションの可能性を探求する研究プロトタイプ「Project Mariner」、開発者支援の可能性を探る実験的なAIコードエージェント「Julues」も発表されている。
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