Dynabook Chromebook C70のパフォーマンスはいかほどか――簡単ではあるがチェックしてみよう。今回はベースモデル(4GBメモリ/32GBストレージ)で検証している。
クロスプラットフォームのベンチマークテストアプリ「Geekbench 6」のAndroid版でProcessor(CPU)テストを行った結果は以下の通りだ。
スコア的には直近のハイエンドスマートフォンにはかなわず、ミドルレンジスマートフォンでようやく勝負になるかどうか、といった感じである。ただ、それでもパフォーマンス不足を感じないのはChromeOSといえるかもしれない。
なお、本アプリではGPUテストも試行したのだが、テストを完走できなかった。
GPUのテストは、「3DMark」のAndroid版でテストを行った。スペックの都合から、本機では「Wild Life」のみのテストとなったが、全体スコアは734ポイント(平均4.40fps)となった。
GPUコアの仕様を考えると妥当といえば妥当なのだが、昨今のAndroidスマホ/タブレットと比べると心もとない。ただ、もっとCPU/GPUパワーを使う用途でChromebookを選ぶなら、調達価格を考慮に入れなければ素直に「Chromebook Plus」を選んだ方がいいだろう。
ターゲットが明らかということもあり、Dynabook Chromebook C70のスペックは控えめだ。しかし、ChromeOSが軽快であることも手伝って、実際に使ってみるとサクサクと利用できる。全てをWebで完結できるタスクであれば、ディスプレイの解像度に目をつむれば案外快適に使える。
現時点で、Dynabook Chromebook C70のコンシューマー向け販売は予定されていない。個人的には、値段次第ではあるが小学校低学年の子どもに「初めてのPC」として与えるのは“アリ”なのではないかと考えている。ぜひとも、検討してもらいたい。
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