今回、購入を決めていたのはM4チップ搭載Mac miniのエントリーモデル(16GBメモリ/256GB SSD)だ。数ある「標準構成」の1つなので、Apple StoreだけでなくApple製品を取り扱う家電量販店でも購入可能だ。
ポイントを考慮するのであれば、家電量販店で買うのがベストだろう。しかし、人気モデルということもあってか、近隣の家電量販店ではすぐに買える在庫がなかった。そこで、今回はApple Storeの実店舗で購入することとした。
Apple Storeの実店舗では、現金やクレジットカードに加えてショッピングローン(個品割賦)でも購入できる。ショッピングローンは、オリエントコーポレーション(オリコ)が提供するものと、Paidy(ペイディ)が提供する「ペイディあと払いプランApple専用」の2種類から選択可能で、いずれもMacの購入時は24回払いまで手数料(金利)無料で利用できる(※1)。
(※1)オリコのショッピングローンは最大60回まで選択可能(ただし、24回超の場合は要手数料)
ところが、今回想定外のことが発生した。オリコもPaidyも、ショッピングローンに頭金を充当できないのだ。そこで店員に相談したところ、「頭金」を支払った上で、ペイディあと払いプランApple専用を利用できた。
……と、上の文章に矛盾があることに気付いただろうか。頭金を充当できないはずのペイディあと払いプランApple専用で、「頭金」を充当できてしまっている。この支払い方法は、筆者が店員に相談する中で初めて知ったものだ。
この支払い方法は「Apple Storeの実店舗」で「店頭在庫のある商品」であればできるという。システムの都合でWeb(オンライン)のApple Storeでは利用できない。また、店頭に在庫のない商品(一部構成をカスタマイズしたMacなど)でも利用できない。
その“からくり”だが、以下のような感じだ。
1は事実上の「頭金」に相当する。店頭で対応できる方法で支払い可能とのことで、現金ではなくクレジットカードやAppleギフトカードでも構わないという。最低額の制限はないようで、筆者は先の売却金とほぼ同額(5万6000円)をクレジットカードで支払った。
今回のMac miniは9万4800円なので、残額は3万8800円だ。この残額に対してペイディあと払いプランApple専用を契約し、24回払いすることとなる。1カ月当たりの支払額は1616円(※2)となるので、分割金を通常の半額未満にできた。
(※2)端数の16円分は、後半16回の支払いに1円ずつ上乗せされる(参考リンク)
これであれば、最新マシンであっても無理なく支払えそうだ。
今回紹介した「ペイディAppleあと払い専用を別の支払い方法と併用する方法」なら、月々の支払い額を抑えつつ最新マシンへ買い替えができる。「頭金」に相当する店頭支払いにはAppleギフトカードの残高も使用できるので、Appleのセールなどでもらったギフトカードも無駄なく使える。
Appleで製品を購入する場合、このような選択肢も頭に入れておくといいだろう。ただし、カスタマイズモデルだと「たまたま希望通りの構成の在庫があった」というレアケース以外では使えないので注意したい。
ところで、M4チップ搭載のMac miniは快適で、クラムシェルモードでMacBook Airを使っていたときよりも動作がキビキビしている。買って良かった。
新型「MacBook Pro」登場 M4 Pro/MaxチップでThunderbolt 5対応、最長の24hバッテリー駆動モデルも
新型「Mac mini」登場 手のひらサイズに刷新、M4 Proチップも選べる 9万4800円から
Apple、M4チップの新型「iMac」を発表 付属品は脱Lightning、色は淡いパステル調に
新しい「Mac mini」はコンパクトだけど、電源ボタンはどこ?
新型Macに搭載された「M4チップ」「M4 Proチップ」の実力は? 実機をテストして分かったことCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.