「Raspberry Pi Monitor」はキュートなデザインでどこへでも持ち歩きたくなるモバイルディスプレイだった:モバイルディスプレイの道(1/2 ページ)

» 2025年01月30日 12時00分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]

 暦の上では立春も過ぎ、春はもうそこまで来ている――そんな気分にさせてくれるのが、英Raspberry Pi財団が発表した「Raspberry Pi Monitor」(SC0940)だ。

 本製品は、国内ではKSYとスイッチサイエンスが取り扱っている。今回、正規代理店であるKSY運営のRaspberry Pi Shopで本製品を購入したので、その使い勝手などをレビューしていこう。なお、同日に発表されたキーボード一体型Raspberry Pi PC「Raspberry Pi 500」と合わせて使えればよかったのだが、現時点では国内未販売のため、一般的なWindows PCなどと接続していく。

「Raspberry Pi Monitor」 15.6型の「Raspberry Pi Monitor」。ブラックカラーも用意されている

「Raspberry Pi Monitor」とは?

 本製品は、Raspberry Pi公式のディスプレイだ。1920×1080ピクセル表示(アスペクト比16:9)に対応した15.6型IPSパネルを採用しており、HDMI 1.4での映像入力に対応している。電源はUSB Type-Cで5V/1.5Aと少ない消費電力で済む。Raspberry Piボードからの給電にも対応するが、他の電源に接続した場合は60%の輝度、50%のボリュームに制限される。なお、タッチ操作は非対応だ。

端子類 背面にあるインタフェース
ボリュームボタンなど 正面から見て右背面にある、輝度やボリュームを変更するボタン。子どもでも扱いやすい

 Raspberry Piのブランドカラーである赤をアクセントにしたデザインで、他のモバイルディスプレイでは見ないキュートさが魅力だ。キュートなだけでなく、背面には折りたたむことでフラットになるスタンドが用意されている。

正面 正面下部に出力1.2Wのステレオスピーカーがある。輝度は250ニトで、下部中央にケーブルを通すための切り欠きがある
背面 背面は白い部分のスタンドを除いてRaspberry Piブランドカラーの「赤」が目を引く。赤といっても、どちらかというとショッキングピンクに近い。標準でVESAマウント用のネジ穴(100mmサイズ)も用意されている
平らになるスタンド スタンドを折りたたむと、平らになる。「カチッ」と音がするまで押し込む必要があるので、バッグの中で不意に開いてしまうということはない

 スタンドは、任意の角度で固定可能で、最大180度の角度まで開くことができる

スタンドの角度 スタンドはこのような普通の使い方をする角度から……
スタンドの角度 向こう側へ180度倒すことができる

 また、本体の左右とスタンドの下部にそれぞれ滑り止めのゴムが取り付けられている。この3点でしっかり机の面などをホールドするので、少し強めの力で押したり引いたりしても本製品が動くことはなかった。カフェなどの狭いテーブルで使う場合、最もリスキーな“少し触れただけで落下する”ということはないだろうと感じた。

しっかりとしたゴム 滑り止めの役割を果たすゴム足が用意されている
スタンド スタンドにゴムが付いているので、このようにして持ち運んでも滑りにくい

 1.2W出力のスピーカーを2基と3.5mmヘッドフォンジャックも内蔵しているので、別途スピーカーを購入することなくRaspberry Piなどを活用できる。

スピーカー ボディー下部の左右にスピーカーを内蔵している

 ボディーサイズは実測値で359(幅)×234(奥行き)×20(厚さ)mm、重量は846gだった。スタンド込みのモバイルディスプレイとしては妥当で、サイズを考えると「軽いな」という印象だ。とはいえ、教育現場で利用することを想定した製品なので、子どもたちにとっては重く感じるだろう。

 では、さっそく使っていこう。

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