今回の発表会では、大学生YouTuberのJaneぜうんさん、日本マイクロソフトの小澤拓史氏(業務執行役員 コンシューマー事業本部 モダンライフ戦略本部 本部長)、クアルコム シーディーエムエー テクノロジーズ(Qualcomm)の泉宏志氏(マーケティング統括本部長)の3人がゲストとして登壇した。
Janeぜうんさんは、ASUS JAPANがZenbook SORAの発売に合わせてSNSのタイアップ企画に協力するインフルエンサーを代表して登壇した。Janeぜうんさんは「大学生Vlogとファッションで等身大オシャレ」をテーマに日本語/韓国語/英語で発信しているYouTuberだ。「現役大学生」というZenbook SORAのターゲットユーザーを代表して起用されたようだ。
今回の発表会に先立って3週間Zenbook SORAを試用したというJaneぜうんさんは「セラルミナムの質感がすごく良くて、触っていて気持ち良かった」とした上で、「大学生になってから肩掛けバッグのみを持ち歩いている。それに入れても重たくないという軽さがいいし、薄くてすっと入るのもよくて自然と持ち歩きたくなると感じた。カフェとかで仕事をすることも多いが、その時に充電切れになることを心配しなくていいのはありがたい」と本製品の所感を語った。
同年代の大学生やもうすぐ大学生になるような高校生といった、これからノートPCを購入するユーザー層にお勧めしたいという。
日本マイクロソフトの小澤氏は、Copilot+ PC向けに提供されているソフトウェア(「リコール」など)について再度説明した他、「10月14日にはWindows 10のサポート終了がやってくる。そのサポート終了に向けて、新しいPCに更新してほしいが、ぜひCopilot+ PCをお勧めしたい」と述べ、Windows 11への乗り換えにはCopilot+ PCがお勧めだと強調した。
Qualcommの泉氏は「スマートフォンの技術を横展開するのが当社の最近の方針で、低消費電力で高性能という特徴を受け継いだのがSnapdragon Xシリーズだ」とする。
その上で「新しいアーキテクチャへの乗り換えということで、『互換性に不安はないのですか?』と聞かれることが多いが、ユーザーが使っている時間の90%を占めているアプリは既に動くようになっている」「それ以外の部分に関しても取り組みを進めており、プリンタなどへの対応もWindows標準ドライバーにおいて既に済んでいるが、メーカー独自のドライバーへの対応も進めている」と、Arm版Windows 11にまつわる互換性問題に対する取り組みを説明した。
なお、同氏によると、セイコーエプソンが3月末から順次、Snapdragon Xシリーズに対応した独自のプリンタドライバの配信を開始するという。課題となっていたプリンタのメーカー独自ドライバへの対応が進んでいることをアピールすることで、不安の払しょくを図った格好だ。
発表会場には、Zenbook SORAを始めとする新製品の実機が展示され、実際に触ってみることが可能だった。Zenbook SORAの下位モデルを実際に持ってみると約899gというスペック以上に軽く感じることができた。本体の分解モデルなども展示されており、デュアルファン構造になっていることなどを確認できた。
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