「MacBook Air」はM4チップ搭載で何が変わった? 実機を試して分かった買うべきユーザー層(2/3 ページ)

» 2025年03月11日 22時00分 公開
[林信行ITmedia]

MacBook Airの魅力を広げる2つの新機能とAI最適化

Apple Intelligence M3 M4 MacBook Air ノートPC 13インチ モデル スカイブルー 内蔵カメラが約1200万画素の超広角カメラになったことで、手元にあるものをビデオ会議に投影するDeskView機能が使えるようになった。かなり広い範囲が映し出されるが、解像度はやや荒い。また明るい光には弱いようで紙資料などの文字が飛んでしまう。明るさを調整できる環境で利用したい

 MacBook Airは毎年モデルチェンジされるが、例年は処理能力が少し上がるくらいの差にとどまっている。一方で、これまでMacBook Proでしかできなかった機能をいくつか搭載している。

 その1つがDesk Viewだ。色以外の見た目は2024年モデルと変わらないMacBook Airだが、実は内蔵のWebカメラが約1200万画素のセンターステージ対応の超広角カメラに進化している。このため、オンラインビデオ会議中に部屋の中を歩き回っていてもちゃんと自分が真ん中に映るように、自分の動きを追った上でズームしてくれる。

 さらには、手元をアップで写すこともできる。ビデオ会議中、自分の顔ではなくデスクの上に置いた紙の資料や新製品など手元にあるものを投影したいことがある。この時、新型MacBook Airではそれらを手で持ってカメラの前にかざさなくても、Mac上に表示された入力ソースでDesk Viewを選べば、資料は机の上に置いたままの状態で、ちゃんとその資料の部分をクローズアップして上下の向きなどもそろえて投影してくれる。

Apple Intelligence M3 M4 MacBook Air ノートPC 13インチ モデル スカイブルー 新たに外部ディスプレイを最大2台まで利用できるようになった(クラムシェルモード不要)。ディスプレイはもちろん、モバイルプロジェクター(写真はこちらもAirということでAnkerから最近発売された「Nebula Capsule Air」)との組み合わせも使える

 M4チップ搭載の新型MacBook Airから加わった新機能は、もう1つある。2台の外付けディスプレイのサポートだ。手軽に持ち出せる重量感で、帰宅したら大型ディスプレイ2台につないでデスクトップ機のようにして使うといった、自在な使い道に魅力を感じる人も少なくないだろう(M1/M2モデルは1台、M3モデルはクラムシェルモードにする必要があった)。

 さらに今回、この新MacBook Airのターゲットユーザーに加わるのが、自分のPCで大規模言語モデル(LLM)を動かしたいと考えているAIの研究者や開発者たちだろう。

 最近のMacのプロセッサは、Transformerと呼ばれる機械学習のアルゴリズムに最適化されていることから、ChatGPTなどのオンラインサービスではなく、自分のPC上でAIを動かす「ローカルLLM」を使いたいと考える人々の間でMacBook Proの人気が高まっていた。

 これまでのMacBook Airでは少し荷が重かったAI処理が、機械学習の処理性能が上がったため、時々使うといったカジュアルなローカルLLMユーザーであればMacBook Airも現実的な選択肢になり始めたのだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月30日 更新
  1. 「実は社長を狙ってました(笑)」──元日本MS幹部が語るグーグル・クラウドへ移籍した理由と「伸び代しかない」日本のAI市場の今後 (2026年05月27日)
  2. 鉄道運転シミュレーターが楽しくなる! 「ズイキマスコンPRO」(クラファン版)を買って使ってみた (2026年05月29日)
  3. Intelが携帯ゲーミングPC向け新SoC「Intel Arc G」シリーズを発表 (2026年05月28日)
  4. 所有しているのに、手元にないように感じる不思議さ ミニスパコン「NVIDIA DGX Spark」と過ごした1カ月 (2026年05月27日)
  5. ついに日本でも販売を開始したAIグラス「Ray-Ban Meta(Gen 2)」実機レビュー 完成度は高いが課題も (2026年05月29日)
  6. ロジクール、エルゴデザイン筐体を採用したスタンダードワイヤレスマウス (2026年05月29日)
  7. 一部PCでWindows 11(バージョン 24H2/25H2)で5月のセキュリティ更新をインストールできない事象 今後の更新で解消予定(暫定回避策あり) (2026年05月26日)
  8. スマートウォッチとの“2台持ち”がはかどる! 約12gで画面レスの「Google Fitbit Air」とパーソナルAIコーチの実力を試す (2026年05月26日)
  9. 300ドル級エントリーノートPC向けSoC「Snapdragon C」登場 搭載製品は2026年後半に (2026年05月28日)
  10. メモリ倍増でPCの価格も倍に? AI需要で高騰するパーツ価格の背景と無料ツールでメモリ不足を解消するテクニック (2026年05月28日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年