セットアップについては、Apple標準の「ホーム」アプリを用いる方法と、同社の専用スマホアプリを使う方法の2通りがある。今回試したところ、後者の場合も製品名を選択した時点でHomeKitの画面へ飛ばされ、そのままセットアップを進める羽目になった。
ただし、この場合はセットアップ完了後も専用アプリには本製品のアイコンが表示されないままとなる。
そこで、再度専用アプリでセットアップのフローに入ると認識済みの本製品の型番が表示されており、これをタップすることで専用アプリ上で本製品のアイコンが追加され、加えてAlexaやGoogle Homeアプリからも認識された。HomeKitでのセットアップをスキップして、専用スマホアプリ上でだけ認識させる方法は見つけられなかった。
これらが正しい手順なのか、筆者環境でうまく認識できていないだけなのかは不明だが、HomeKitが不要であれば、いったんHomeKit上で認識させた後に、削除するのがよいのかもしれない。
なお、どのツール(HomeKit/Alexa/Google アシスタント)でも、本製品は1つのデバイスと2つのスイッチという3つのアイコンで表示される。これらはそれぞれ別々の名称を設定できるので、接続した電化製品の名前を付けておけばアプリ上でも分かりやすくなる他、音声で呼び掛けて操作が行えるようになる。
ともあれ、1個口か2個口かという違いはあるものの、アプリ上での扱いや操作方法などは、一般的な屋内向けスマートプラグと大きな違いはない。HomeKit/Alexa/Google アシスタントと組み合わせて、スマートスピーカーから利用できるのも同様だ。
専用アプリを起動してデバイスの追加を選択。下段の「スマート屋外プラグ」をタップする(左)。「MSS620」が表示されるのでタップしよう(中央)。LEDの点灯についてのガイダンスが表示される。「次へ」をタップして進む(右)
専用アプリのホーム画面に戻るが、本製品は表示されていない。再度右上の「+」マークをタップして追加を実行する(左)。上段に「スマート屋外プラグ」が表示されているので「追加」をタップ(中央)。これで専用アプリからも認識された(右)
こちらはセットアップ完了後のiOS「ホーム」アプリの画面。本製品が認識されているのが分かる(左)。タップすると2つのスイッチをオン/オフするためのボタンが表示される。操作はこの画面から行う(中央)。詳細画面。よく使う項目に表示するか否かなどの設定が行える(右)
専用アプリ上での本製品の設定画面。過熱アラートなどの項目が用意されている(左)。こちらはAlexaのデバイス一覧での表示。3つの項目として表示される(中央)。こちらはGoogle Home上での表示だ。こちらも、やはり3つの項目として表示される(右)
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