MDの駆け込み需要は起きず、カセットテープ隆盛のレガシーメディア市場古田雄介の「アキバPickUp!」(1/4 ページ)

» 2025年03月24日 15時00分 公開
[古田雄介ITmedia]

1本80円のカセットテープ、3枚200円のFDも――Mag-Lab

 2025年2月末、ソニーがBDメディアやMD、ミニDVカセットの生産を終了した。大手メーカーの撤退により各種メディアの入手性が低下していくとみられるため、動向を探るべくレガシーメディアを扱う専門店「Mag-Lab」(株式会社磁気研究所)を訪ねた。

 しかし、売り場ではほぼ無風だという。同店は「BDメディアは他にもありますし、MDは下火ですからね。特に駆け込み需要みたいなものは起きていません。一昔前、パナソニックがDVDメディアから撤退したときは転売目的の人まで探しに来ましたが、そういうのは今回はないですね」とのこと。

photo Mag-Labに並ぶMDカセット

 一方で、レガシーメディアの中でも売れているのが音楽用のカセットテープだ。「往年の音楽好きの方から10代や20代の方まで、かなり幅広い層に人気がありますね。レトロ趣味ブームもありますが、1本100円以下から買える気軽さも大きいのかなと思います。MDも特価品が入ったときはよく売れましたし」

 同店では1本80円から1200円を超えるものまで、複数のカセットテープが並んでいた。それぞれの在庫も潤沢で、落ち着いて選べる環境が続いている。

photo マクセル製の安価なカセットテープ
photo 高級路線のカセットテープもそろえている

 その他のメディアで、根強い需要があるのはFDだ。「活躍していた期間が長いだけあって、仕事関係で必要になるケースもまだあるみたいです。あとは特価品が入ると、お土産的に買っていく人も増えますね」という。

 取材時には特価ワゴンにマクセル製のハローキティパッケージがあり、3枚セットで200円の値が付けられていた。他にも3枚1280円のMOディスクセットなども見かけた。

 MDにしろFDにしろ、取りあえずは焦って探し回る必要はなさそうだ。

photo 同店の特価ワゴン
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  2. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  3. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  4. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  5. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  6. リュック1つで展示会セミナーの音響セット構築レポ 現場で得た“2.4GHz帯混信地獄”を生き抜く教訓 (2026年03月11日)
  7. 最新Core Ultra X7 358Hの破壊力! 16型OLED搭載で内蔵GPUがディスクリート超え!? Copilot+ PC「Acer Swift 16 AI」レビュー (2026年03月10日)
  8. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  9. 出張や通勤で荷物が増えても安心な「ミレー ビジネスリュック EXP NX 20+」が27%オフの1万3865円に (2026年03月10日)
  10. 「iPhone 17e」実機レビュー! 9万9800円で256GB&MagSafe対応 ベーシックモデルの魅力と割り切り (2026年03月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年