Amazonは4月1日(現地時間)、Webブラウザ内でアクションを実行するようにトレーニングされた新しいAIモデル「Amazon Nova Act」を発表した。現在、Nova Act SDKの研究プレビューがリリースされている。
Amazonは、エージェントをユーザーに代わってさまざまなデジタル環境や物理環境でタスクを完了し、行動できるシステムだと定義する。しかし、これらのシステムはまだ新しく、APIが完全にカバーするユースケースが限定されているとしている。
同社は、エージェントが結婚式の準備や複雑なITタスクの処理など、広範で複雑なマルチステップのタスクを実行し、ビジネスの生産性を向上させることを目標としている。現在の技術で対応可能なユースケースもある一方で、高レベルな目標を与えられたマルチステップエージェントは、依然として人間による継続的な監視と介入が必要とのことだ。
この課題を解決するために、Nova Act SDKでは複雑なワークフローを索、チェックアウト、画面に関する質問への回答など、信頼性の高い最小単位のコマンドに分解できるようにしている。さらに、必要に応じてこれらのコマンドに詳細な指示を加えたり、APIを呼び出したり、Playwrightを通じて直接ブラウザ操作を行うことも可能だ。
SDKを利用すれば、社内システムで不在通知を送信したり、不在を示すためにカレンダーを保留にしたり、「不在」メールを送信したりするエージェントを作成できる。
イーロン・マスク氏は3月29日、同氏がCEOを務めるxAIがXを買収したと発表した。この買収により、「xAIの価値は800億ドル、Xの価値は330億ドル(450億ドルから負債120億ドルを差し引いた額)になる」としている。
「xAIとXの将来は互いに絡み合っている。本日、われわれはデータ、モデル、コンピューティング、配信、人材を統合するステップを正式に踏み出した。この統合により、xAIの高度なAI機能と専門知識がXの巨大なリーチと融合し、計り知れない可能性が解き放たれる」としている。
なお、XとxAIは以前から連携をしており、xAIのチャットbotであるGrokがXユーザー向けに提供されている。また、初期設定では、Xの投稿はGrokの学習に利用されている。
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