法人向けデスクトップPCでは「EliteDesk 8 Mini G1a Desktop Next Gen AI PC」が登場する。最小構成の想定販売価格は未定で、7月中旬に受注を開始する予定だ。
本製品はRyzen AI 300プロセッサを搭載するコンパクトモデルだ。ハードウェアベースのセキュリティを実現する「HP Endpoint Security Controller(ESC)」の最新バージョンを搭載し、量子コンピューティングによるハッキングにも対応できることが強みとなる。
法人向けワークステーションは、今回の新製品から「Z by HP」から「HP Z」にリブランディングされる。それに合わせて、モデル名のルールが一般PCと同様にそろえられ、特にモバイル(ノートPC)製品についてはラインアップの再編も実施される。
モバイルワークステーション製品では、「ZBook 8 G1i 14 inch」「ZBook 8 G1a 14 inch」「ZBook 8 G1i 16 inch」「ZBook X G1i 16 inch」「ZBook Fury G1 16 inch」「ZBook Fury G1 18 inch」が登場する。
ZBook 8 G1i 14 inch(14型)とZBook 8 G1i 16 inch(16型)はCore Ultra 200U/200Hプロセッサ、ZBook 8 G1a 14 inch(14型)はRyzen PRO 200/300プロセッサを搭載する14型モバイルワークステーションだ。ZBook 8 G1a 14 inchのRyzen PRO 300プロセッサ搭載モデルはCopilot+ PCに準拠する。ZBook 8 G1i 14/16 inchは、外部GPUとしてNVIDIA RTX 5000 Ada Generation Laptop GPUを備える構成も用意する。最小構成の想定価格は以下の通りだ。
ZBook X G1i 16 inchは、Core Ultra 200Hプロセッサを搭載する16型モバイルワークステーションで、外部GPUとしてNVIDIA RTX PRO 500/1000/2000 Blackwellを搭載している。6月下旬に受注を開始する予定で、最小構成の想定価格は40万4800円となる。
ZBook Fury G1i 16 inch(16型)とZBook Fury G1i 18 inch(18型)は、「最高峰のパワーと性能を提供するラインアップ」として投入される。いずれもCore Ultra 200HXプロセッサを搭載し、外部GPUとしてNVIDIA RTX PRO 1000/2000/3000 Blackwellも備える。両モデル共に6月下旬に受注を開始する予定で、最小構成の想定価格は16 inchが59万7300円、18 inchが72万8200円となる。
デスクトップ製品では、「Z1 Tower G1i」「Z2 Mini G1i Workstation」「Z2 Tower G1i Workstation」「Z2 SFF G1i Workstation」が登場する。いずれもCore Ultra 200Sプロセッサを搭載しており、Z1 Tower G1i以外の3モデルはアンロック対応CPUを搭載する構成も用意している。外部GPUはNVIDIA RTXシリーズ(Ampere/Ada Lovelaceアーキテクチャ)を搭載可能だ。
最小構成の想定価格は以下の通りとなる。
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