NECプラットフォームズは4月22日、エッジAI対応デバイス向けに最適化したマザーボードを開発したと発表した。AMDの「AMD Embedded+」アーキテクチャを採用し、同社の認定を受けた国内初の製品だという。
AMD Embedded+アーキテクチャは、組み込み型のAMD RyzenプロセッサとAMD Versal AI EdgeシリーズのSoCを単一ボード上に搭載していることが特徴だ。これによってAIアクセラレーターデバイスの開発期間を短縮し、迅速な市場投入を可能にするという。
このマザーボードはWindows OSもサポートしており、内蔵GPU(AMD Radeon)も搭載していることから、省電力で高性能なエッジシステムを実現するとしている。
小型のフォームファクタかつ長期ライフサイクル性が求められる医療やモビリティ、製造業などで使われるNECプラットフォームズ製のコンパクトボックス型コントローラー(エッジコンピューティングデバイス)のラインアップに追加する。
AMDのKV タンジャーヴール・バースカル氏(シニア プロダクト マーケティング マネージャ)は、「AMD Embedded+アーキテクチャは、AI推論やセンサーフュージョンといった重要なアプリケーションに対応します。医療、モビリティ、産業分野におけるAI導入を加速する革新的なプラットフォームとして、AMD Embedded+を搭載したNECプラットフォームズとの協業を大変うれしく思います」とコメントしている。
NECプラットフォームズ、エッジ用途に向く小型ボックス型コントローラーの新モデル
NECプラットフォームズ、Wi-Fi 7に対応したホーム無線LANルーター
NECプラットフォームズ、Wi-Fi 6E対応のホーム無線LANルーター「Aterm WX5400T6」
NECプラットフォームズ、無線LANルーター「Aterm WX5400HP」をアップデート IPv6通信の遅延を低減する「UPnP IPv6(ピンホール制御)」に対応
いよいよ解禁!「Wi-Fi 6E」は何がすごい? 「Wi-Fi 6」との違いは? どんなモデルがある?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.