Windows 10のサポート終了まで半年弱 手持ちのWindows 10 PCを「Windows 11」にアップグレードする条件と方法をチェック!(2/2 ページ)

» 2025年04月30日 12時00分 公開
[井上翔ITmedia]
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実際のアップグレードはどうやるの?

 Windows 10からWindows 11へのアップグレード方法はいくつかあります。

Windows Updateを使う方法(推奨)

 バージョン2004以降のWindows 10を稼働している場合は、Windows Updateを通してアップグレードすることをお勧めします。手順は以下の通りです。

  1. 設定を開く
  2. 「アップデートとセキュリティ」を開く
  3. 「Windows Update」で「アップデートをチェック」をクリック
  4. アップグレード可能な旨が表示されたら「ダウンロードとインストール」をクリック

 なお、バージョン2004以降のWindows 10でも、Windows 10における更新プログラムを先にある程度適用しないとアップグレードできない場合があるので注意しましょう。

こんな表示 バージョンアップができる場合、Windows Updateの画面にこのような表示がなされる

Windows 11 インストール アシスタント

 Windows Updateにアップグレードの旨が表示されない場合は「Windows 11 インストール アシスタント」を使うとアップグレードできます。このツールを使うには、先に紹介したWindows PC 正常性チェックも必要です。

 このアプリの動作要件はWindows Updateで適用する場合と同様ですが、以下のいずれかに当てはまる場合は利用できません。

  • ArmアーキテクチャのWindows PC
  • 互換性の問題で「セーフガードホールド」が適用されている場合
    1. 原因の解消方法が表示された場合は、その指示に従って解消すればインストール可能

インストールメディアを使う方法

 バージョン2004以前のWindows 10からインストールする場合、あるいはWindows Updateやインストールアシスタントを使ってアップグレードできない場合は、Windows 11の「インストールメディア」を使ってアップグレード可能です。

 インストールメディアは、Microsoft純正の「メディア作成ツール」を使って作る方法と、DVD-ROMのイメージ(ISO)ファイルをダウンロードする方法があります。USBメモリを使う場合は、メディア作成ツールを利用する必要があります。

 メディア作成ツールでDVD-ROMのイメージファイルを作った場合、あるいはイメージファイルを直接ダウンロードした場合は、Windows 10の標準機能を使ってマウント(取り付け)すれば、DVD-Rメディアに書き込む必要はありません。

 なお、インストールメディアを使ったアップグレードをする場合、セーフガードホールドが適用されていると警告が出る場合があります。警告が出たら、いったんアップグレードを見送ってセーフガードの要因を解消しましょう。

メディア作成ツール Windows 11の「メディア作成ツール」を使うと、USBメモリとDVD-ROMのイメージファイルのどちらも作成可能です
ディスクイメージ DVD-ROMのイメージファイルについては、直接ダウンロードすることもできます。メディア作成ツールを利用できない場合はこちらの方法も試してみてください
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