ディスプレイは14型の液晶で、解像度は1920×1200ピクセル(WUXGA、アスペクト比16:10)となっている。輝度は400ニトで、一般的なビジネス向けのPCより明るいパネルを採用している。
さらに輝度が800ニトで、内蔵型プライバシースクリーン(斜めから視認しにくくする)を備えるモデルも用意される。
キーボードのキーピッチは公称値で約18.7(横)×18.7(縦)mmと、十分な間隔を確保している。ただ、カーソルキーがやや小さい点と電源ボタンが右上端にある点は好みが分かれるところだろう。キーストロークは約1.3mmで、スイッチの感触は良好で長文入力にも耐える品質だ。
キーピッチは縦横とも約18.7mm、キーストロークは約1.3mm(いずれも公称値)。カーソルキーはやや小さい。右上端部に指紋センサーを一体化した電源ボタンを装備する。見た目は他のキーと似ているが、スイッチ機構は異なっており、電源操作はしっかり押さないと反応しないよう配慮されているスピーカーはキーボードの左右と前面底部両端に配置された4スピーカー構成だ。約1.19kgの薄型軽量ノートPCとは思えないような迫力のあるサウンドを再生できる。最大の音圧も非常に高く、30〜40人入れるような部屋での会議や授業などでも別途スピーカーなしで使えるレベルだ。
HP EliteBook X G1i 14 AI PCは、47TOPSのNPUを含むCore Ultra 7 258Vを搭載したAI PCであるため、NPUを活用したローカルAIアプリによる先進の体験ができる。
カメラ映像にリアルタイムに高度な効果を適用できる「Windows スタジオ エフェクト」、ラフスケッチとテキストで画像を生成できる「コクリエイター」など、OS標準のローカルAI機能が利用できる他、HP独自のAIアプリとして「HP AI Companion」(β版)、「Poly Camera Pro」も導入されている。
HP AI Companionは、OpenAIが開発した言語モデル「GPT-4o」ベースのAIアシスタントで、対話型インタフェースでの質問(Discover)の他、文書の要約や比較(Analyze)、PCの設定最適化(Perform)の3つのセクションが用意されている。
Poly Camera Proは、背景ぼかしやフィルター、フレーミング調整、透かし表示など、凝った効果をリアルタイムで適用できる。効果の適用にNPUを活用するためCPUやGPUへの負荷が少なく、消費電力を削減できるため、長時間のビデオ会議でもPCの性能低下やバッテリー持続時間への影響を最小限に抑えられる。
その他、生産性向上やセキュリティやプライバシーの確保に貢献するさまざまなツールが導入されている。f
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