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AI体験とビジネストレンド機能を網羅した日本HPの「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」を試す(2/4 ページ)

» 2025年05月01日 12時25分 公開
[鈴木雅暢ITmedia]

サステナブルな軽量ボディー

 ボディーの重さは公称値で約1.19kgと軽量だ。実測では1.16kgと少し軽かった。本体サイズは公称値で約313.9(幅)×219.9(奥行き)×10.5(高さ)mm(最薄部、突起部含まず)となっている。最薄部以外の記載がないが、評価機で一番厚みがある部分を実測すると18mm程度、ゴム足まで含めると20mm程度あった。

 薄型だが剛性感も高い。米軍調達基準を定めた「MIL-STD 810H」のテストも開発段階でクリアしている。

 素材はリサイクルマグネシウムを採用する。カバー以外にもリサイクル素材を積極的に採用している他、パッケージも100%持続可能な原料を採用するなど、サステナビリティへの高い意識が徹底されている。

 見た目の印象も良い。シンプルなフォルムだがディテールの処理が秀逸に感じられる。そして「アトモスフィアブルー」と呼ばれるダークなメタリックブルーの塗装は、微妙にしっとりとした感触がある表面処理が施されるなど、品の良い外観に仕上がっているといえるだろう。

photo 品のある外観だ。公称値のサイズは約313.9(幅)×219.9(奥行き)×10.5(高さ)mm(最薄部)。一番厚みがある部分の実測すると18mmあった。公称値の重さは約1.19kgだ
photo 底部。奥側にある吸気口の間から2基のファンが見える
photo ボディーの90%はリサイクルマグネシウムを採用。キーボードやスピーカーにもリサイクル素材を積極的に採用している

バッテリーは68Wh(大容量)と56Whを用意

 バッテリーについては、68Whの大容量モデルと56Whの通常モデルが用意されている。評価機は後者だった。公称の駆動時間は、原稿執筆時点では「後日掲載」と記載されている。

 付属のACアダプターは、USB PD(Power Delivery)対応で、最大出力は65Wだ。公称値のサイズは約53.5(幅)×97(奥行き)×21(高さ)mm、重さは約220g(ACケーブルを除く)となっている。

 ACケーブルの他にコンパクトなウォールマウントプラグが付属しており、ACケーブル込みの重さは実測で307g、ウォールマウントプラグ込みでは240gだった。なお、本体両側面にある合計3基のUSB Type-C端子は、いずれもUSB PDに対応しており、充電端子として利用できる。

photo バッテリーの設計容量は56Wh。68Whの大容量バッテリーモデルも用意されている
photo 最大出力65WのUSB PD対応ACアダプターが付属する。実測重量はACケーブル込みで307g、ウォールマウントプラグ込みで240gだった

先進かつ実用的なインタフェース

 通信機能はWi-Fi 7対応の無線LANとBluetooth 5.4を標準で装備している。KDDIの4G LTE/5G通信が5年間無制限に使える「HP eSIM Connect」に対応するモデルも選べるが法人限定だ。

 端子はUSB 3.2 Gen 1(Standard-A)×2基、HDMI出力、ヘッドフォン/マイク兼用端子など豊富に備えており、使いやすい内容だ。

photo 前面。トップ部にアレイマイク、ボトム両端にスピーカーを搭載している。ボトム部は中央にくぼみがあり、カバーはすんなりと開ける
photo 背面部。排気口はヒンジの内側にある
photo 左側面。充電端子を兼ねる2基のUSB Type-C(Thunderbolt 4対応)、HDMI出力、ヘッドフォン/マイク兼用端子がある
photo 右側面。USB 3.2 Gen 1(USB Standard-A)とUSB 3.2 Gen 2(USB Type-C)がある。こちらのUSB Type-Cでも充電、画面出力(DisplayPort)が可能だ。一番奥は盗難防止ワイヤー接続用のナノセキュリティロック・スロットもある

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