PCやスマートフォンの周辺機器メーカーとして知られるUGREENが、「NASyncシリーズ」のNAS製品で市場に参入して話題を集めたが、「COMPUTEX TAIPEI 2025」の同社ブースでは、早くも新モデルが展示されていた。
ブースに展示されていた製品は、いずれも1月に行われた「CES 2025」で発表されたモデルで、共に6ベイの「NASync iDX6011 Pro」と「NASync iDX6011」だ。OSはUGOS Proで、注目ポイントはパワフルなCPUと大容量のメモリを標準で備えていることにある。
前者はCore Ultra(シリーズ2)、後者はCore Ultra 5 125H(14コア18スレッド)のCPUを採用しており、メモリはどちらも32GB(LPDDR5X/最大64GB)となる。さらに10GbE対応の有線LANポートとThunderbolt 4対応ポートを2基ずつ備え、iDX6011 ProはOCulinkポートも背面に用意する。M.2 SSDを2基内蔵できるのも両モデル共通だ。
他社と共同開発したLLMを組み込むことで、軽量のAI開発やテストなどをNAS単体で実行できるとアピールしている他、画像を5枚ほど読み込めば人を認識する顔認識機能なども提供されるという。
これらの実機は、6月11日から幕張メッセで開催されるイベント「Interop25 Tokyo」で展示され、日本での展開も検討中だという。
NAS以外にも、ThunderBolt 5対応のドッキングステーション「Revodok Max 2131 Thunderbolt 5 Docking Station」と、SSDを内蔵できるエンクロージャーが展示されていた。どちらも既に発売中だが、貴重なThunderbolt 5対応製品だ。
※メーカーより提供情報の修正依頼があり、記事内容を一部変更しました(2025年5月22日午後5時5分)
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