AMDが5月21日に発表したミドルレンジGPU「Radeon RX 9060 XT」を搭載したグラフィックスカードが、COMPUTEX TAIPEI 2025のASRockブースに早速展示されていた。
会場で見掛けたのは、ホワイトカラーの「STEEL LEGEND」シリーズと、ファンを2基搭載してサイズを抑えた「CHALLENGER」シリーズだ。それぞれメモリーは16GB/8GBを投入予定だという。上位モデルの「Radeon RX 9070XT」も大人気だが、価格が10万を切ると予想されるRadeon RX 9060 XTを待っていたユーザーも多いはずだ。
肝心の価格については「期待してください」(ASRockブース担当者)とのこと。AMDの発表では16GBモデルの市場想定価格は$349(約5万円)と見られ、オーバークロックや独自の冷却機構などが備わることで多少は高くなるかもしれないが、このプライスでメモリーも16GBというのは魅力的だろう。
同時に発表されたワークステーション用GPU「Radeon AI PRO R9700」を採用したモデルも展示していた。同GPUを4枚挿したデモ機も稼働していた。こちらは法人向けであるため、一般売りされるかは未定だ。
Intel向けには既に「Z890 TAICHI OCF」を投入し、オーバークロックの世界記録を出しているが、そのAMD向けモデルも着実に準備が進んでおり、「AMDでも記録を取りに行きます」とASRockの原口氏は話す。最近のハイクロックメモリーや常にCPUをオーバークロックさせて動かす人にもオススメで、細かい調整が完了次第、発売する予定とのこと。
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