PCケースやクーラーなど、自作PC向けのパーツを手掛けるNZXTは例年、COMPUTEX TAIPEIに合わせて台湾・台北市内のホテルの一室を貸し切ってプライベートな展示場を設けている。
今回の「COMPUTEX TAIPEI 2025」でも、会期に合わせてホテルの一室で新製品を披露した。
デュアルチャンバーで人気となったATXケース「NZXT H9シリーズ」に2025年モデルとして「NZXT H9 Flowシリーズ」が登場する。「NZXT H6 Flowシリーズ」と同様に、右前面に角度をつけることでエアフローを高めたことが特徴だ。H6 Flowシリーズと比べると一回り大きく、最大で140mmファンを10基取り付けることができる。
ラインアップは“光らないファン”が計4基搭載された「H9 Flow」、前面ファンがシングルフレームのファン「F420 RGB Core」(後述)となった「H9 Flow RGB」、H9 Flow RGBをベースに、底部にもF420 RGB Coreを搭載した上で、コントローラーハブも付属する「H9 Flow RGB+」の3種類で、カラーはそれぞれブラックとホワイトから選べる。
日本では5月30日に発売される予定で、想定価格は2万7980円からとなる。
NZXTとしては久しぶりのmicroATXケースとして登場するのが、「NZXT H3 Flow」だ。
前面と側面のガラスパネルの下がメッシュパネルとなっており、空気の取り込みをしやすくしている。また、最近増加傾向にある背面コネクター(裏配線)式のマザーボードにも対応した他、最大で352mm長のグラフィックスカードもサポートしている。
水冷ラジエーターについては、前面には最大280mm、上部には最大240mmのものを搭載可能で、必要十分なスペックとなっている。ファンは後方に1つのみとなっているが、その分コストを抑えたという。カラーはブラックとホワイトの2種類だ。
本製品も日本では5月30日に発売される予定で、想定価格は1万780円となる。
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