未来を創る「子どもとプログラミング教育」

「キッザニア東京」をマウスコンピューターが貸し切り “ひと仕事”終えた子どもたちに話を聞いた(2/4 ページ)

» 2025年06月27日 12時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]

さまざまな職業を体験できるキッザニア東京を巡る!

 スペシャルデーとはいうものの、全てのパビリオンと付帯施設(売店/飲食店/自動販売機)は原則として“通常通り”に運営される。普段と同じように、子どもたちはさまざまなアクティビティ(活動)を行える。働くアクティビティでは、労働の対価としてキッザニアの専用通貨「キッゾ」で“給料”も支払われる。

 例えば「消防士体験」では、消防車で火災現場へ向かい、合図とともに、建物に放水を行える。もちろん火は偽物だが、ホースから出てくる水は本物で、小さい子どもたちもホースを懸命に握って、なかなか消えない火に向かって放水している様子が印象的だった。

消防署パビリオン 消防署パビリオンの建物と消防車
現場へ急行 現場へ急行する消防車
消火活動 本物の水が出てくるホースを使い、消火活動を行う。火はなかなか消えない

 「病院」の業務は幅広い。建物内には新生児室や胸腔鏡下手術室、眼科手術室や薬局などがあり、その中で手術を行ったり、赤ちゃんの世話を体験したりするだけでなく、救急車に乗って助けを待っている人の元へ行き、心臓マッサージなどを行う「救急救命士」の仕事も体験可能だ。

病院の入口 病院の建物の入口。診療科目が多い上、手術まで対応している
胸腔鏡下手術室 外科手術室では、胸腔鏡下手術を体験できる
新生児室 新生児室にいるりりかちゃんは、なかなか寝てくれない
救急救命士 救急救命士として心臓マッサージを行うキッザニアン(キッザニアでアクティビティを行う子どもの呼び名)

 小さな街で、突如東京メトロの看板が現れたのには少し驚いた。看板にもある通り、このパビリオンは東京メトロ(東京地下鉄)が提供しており「運転士」だけでなく「車両整備員」や「軌道作業員」の仕事も体験できる。

東京メトロ 小さな町に現れた東京メトロの看板。ここではキッザニア東京の最寄りである有楽町線を舞台に「運転士」「車両整備員」「軌道作業員」の仕事を体験できる
軌道作業員 軌道作業員として、レールの交換を行っているところ
モニター 運転士体験のコーナーは少し奥まっていることもあり、保護者の待機スポットには働く様子を見守ることができるディスプレイが設置されている

 「サラダショップ」「ピザショップ」「ハンバーガーショップ」といった食品を扱うパビリオンや、「デパート」「ガソリンスタンド」「ビューティスタジオ」など、サービス業を経験できるパビリオンも人気のようだった。

パティスリーショップ こちらは「パティスリーショップ」。焼き菓子を作ることができる
ビューティースタジオ 「ビューティスタジオ」では、ヘア&メイクアップアーティストとパフューマーの仕事を体験できる
宅配会社 「宅配会社」では、「セールスドライバー」として「集荷」と「配達」を体験できる
カーライフサポートセンター 「カーライフサポートセンター」では、自動車整備士の仕事を体験できる。近傍には「運転免許試験場」「カーデザインスタジオ」「レンタカー」など、自動車にまつわるパビリオンが集中している
ガソリンスタンド 「ガソリンスタンド」のパビリオンを見たら、子どもの頃に「ガソリンスタンドで働きたい」という夢があったことを思い出した
おしごと相談センター 「おしごと相談センター」パビリオンでは、「おしごとレポーター」として他のパビリオンの紹介レポートを作成できる。逆に、どこで働くか悩んでいる時に相談できる「職業紹介所」的な使い方も可能だ

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