OSDメニューについても見ていこう。OSDメニューは、タッチ操作を前提としたユーザーインタフェースとなっている。全体的にアイコン表示に頼りすぎていて、実際にタッチしてみるまで役割が分からないメニューもあるが、続けて使う上で大きな問題というほどではない。ジョグダイヤルやボタンで操作するUIと比べて、直感的に操作できることに変わりはない。
唯一不可解なのは、輝度と音量の調整において、ボタンを上げ/下げする向きと実際のパラメーターの動きが逆になっていることだ。つまり、音量調整ではボタンを上に倒すと音量が下がり、下に倒すと音量が上がるといった具合に、あべこべになっている。気を付けて使用すれば済む話だが、将来的に挙動が修正されることを期待したい。
以上のように本製品のスペックは高く、機能も豊富なハイエンド向けの製品だ。実売価格は5万9980円と、17型という大画面であることを差し引いてもかなり高価だが、実際に使ってみると価格相応の価値があると感じる。タッチペンはもちろん、予備の保護フィルムまで付属しているのだからなおさらだ。
何より特筆すべきは、メーカー保証が異例とも言える5年という長さにある。こういったことから、導入時点で多少予算をかけてでも、よいものを長く使いたいユーザーに向いた製品と言えそうだ。姉妹機としてラインアップされているタッチ非対応モデル「RQG-170NW」と併せて検討するとよいだろう。
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