110W出力、101dB音圧のパワフルスピーカー「Edifier MR5」は、PCデスクにもリビングにも合う万能タイプ(1/2 ページ)

» 2025年07月15日 13時07分 公開
[Yukito KATOITmedia]
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 ヘッドフォンやイヤフォン、スピーカーなどを手掛けるEdifierの「MR5」は、多様な接続に対応する本格的なモニタースピーカーだ。110W出力、101dBの音圧レベルに対応しており、デスクトップからリビングまで、ハイレゾオーディオを再生できる。本記事では実際の使い勝手などをチェックしてみよう。

photo Edifierのモニタースピーカーの中では最上位モデルに当たる「MR5」

 MR5はその出力の高さもあってか、アクティブスピーカーが約159(幅)×264(奥行き)×280(高さ)mm、パッシブスピーカーが約159(幅)×264(奥行き)×257(高さ)mmとかなり大型だ。購入を検討するなら、事前に設置できるスペースがあるか、よく確認しておくことをお勧めする。

 リビングに設置する場合は、AVラックの上に置くか、思い切ってスピーカースタンドを購入して設置すると良いだろう。

高音域、中音域、低音域の3wayスピーカー

 カラーバリエーションはブラックとホワイトで、手元に用意したブラックは、いかにもオーディオ機器だと感じさせる武骨さがありながらも、高音域を鳴らす1インチシルクドームツイーター部分と、中音域を鳴らす3.75インチのスコーカー、ボリュームノブに施された真ちゅう色によって、シックなデザインに仕上がっている。これはなかなか格好良い。

photo 各所に施された真ちゅう色とブラックボディーによって、非常に渋くて格好良いデザインに仕上がっている

 ボリュームノブは電源のオン/オフと、音響効果の切り替え操作が行える。ボリュームノブを長押しすると電源のオン/オフ操作、ボリュームノブを1回押し込むとモニターモード、音楽モード、カスタマイズとモード切り替えが行える。簡単な操作で本格的なサウンドを楽しめるのはうれしい。

 また、前面には一時的にスピーカーを利用するためのAUX端子と、夜間などスピーカーではなく、ヘッドフォンを利用する際に接続する3.5mmのヘッドフォン端子がそれぞれ用意されている。

photo 正面から見ると2wayスピーカーに見えるが、側面にウーファー用の開口部が見える

 MR5は3wayスピーカーと呼ばれ、高音域を鳴らすツイーターと中音域を鳴らすスコーカー、さらに低音域を鳴らす5インチのウーファーで構成されている。底面に設置されているウーファー用の開口部が、スピーカー本体の側面にそれぞれ用意されている。

 正面から見ると2wayスピーカーに見えるが、ウーファー込みの3wayスピーカーと考えるとこの大きさも納得だ。

豊富な入力端子に対応! スタジオ利用にうれしいバランスXLR接続

 MR5の背面を見てみると、非常に多くの入力端子に対応しており、RCA接続やノイズに強いバランスTRS接続、そして主にスタジオで利用されているバランスXLR接続にも対応している。

photo USB接続には対応していないが、非常に豊富な入力端子を備えている

 既に発売されている「MR3」や「MR4」にはバランスTRS端子は用意されているものの、XLR端子は用意されていなかった。スタジオで利用したい人にとってはうれしいポイントだろう。XLRは、家庭で使うにはいささかケーブルが太くなってしまい、取り回しがしづらくなる。しかし、引っ張っても抜けないラッチロック構造となっているので、業務用機器のコネクターとして広く普及しているものだ。

 ただし、USBケーブルでの接続はサポートしていないため、PC用モニターとして利用する場合はDACを別途用意するか、Bluetoothでの接続が必要となるため、その点は注意が必要だ。

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