アドビは8月19日、新しいサブスクリプションサービス「Adobe Acrobat Studio」の提供を開始した。米ドル建てのサブスクリプション価格は個人向けが月額24.99ドル(約3700円)、法人向けが月額29.99ドル(約4400円)からとなる。現時点では全世界で英語版のみの提供となり、日本語版を含む他言語版は準備ができ次第、順次リリースされる。
Acrobat Studioは「他に類を見ない新しいプラットフォーム」で、PDFを軸とした「対話型ナレッジハブ」を形成できるサービスとして登場する。細かく見ると以下のサービスを“まとめて”提供することで、主にビジネスにおけるドキュメントのハンドリングを利便性を向上することを目的としている(★印の付いているものは新規提供)。
「PDF Spaces」は、PDFを含むドキュメントファイルやWebサイトのURL(リンク)、メモをまとめて保存することで、AIを使った情報の要約/質問への回答/新たな提案などを受けられるという機能で、Acrobat Proからアクセスできる。既に提供されているAcrobat AIアシスタントの機能強化版ともいえる。
扱えるファイル形式は以下の通りだ。動画/音声ファイルにも後日対応する予定だという。
また、以下のクラウドストレージからのファイル取得に対応している。
本機能で使うAIエージェントは「インストラクター」「アナリスト」「エンターテイナー」といったキャラクターを持たせることが可能で、違う角度からの要約/回答/提案を受けることができる。AIアシスタントはテンプレートの他、自分である程度パーソナライズ(カスタマイズ)したものを作ることも可能だ。
PDF Spacesで取りまとめた情報などは、パーソナライズ済みのAIエージェントの情報を含めて他者と共有できる。これにより、同じナレッジハブをベースに対話やコラボレーションを進められるという。
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