ASUSの“Noctuaファン搭載”GeForce RTX 5080グラボを試す よく冷えて静かだが気になる所も(2/2 ページ)

» 2025年09月01日 11時30分 公開
[迎悟ITmedia]
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「ハイパフォーマンスなのに静か」という”矛盾”

 今回は、筆者が普段使っている自作PCに本製品を組み込み、各種ベンチマークテストを実施する。グラフィックスドライバのバージョンは、テスト時点における最新版である「580.97」を利用している。

 PCの主なスペックは以下の通りだ。

  • CPU:Core Ultra 7 265K(Pコア8基+Eコア12基)+空冷
  • メモリ:128GB(64GB DDR5-6400 CU-DIMM×2)
  • SSD:Samsung 980 PRO(1TB:OS用)+Solidigm P41 Plus(2TB:アプリ用)
  • OS:Windows 11 Pro(バージョン24H2)

 同一環境で過去にGeForce RTX 5080を搭載したグラフィックスカードを使用してのテストを行っていないため、過去テストのスコアとの比較は今回は行っていない点はご容赦頂きたい。

デカい 筆者が普段利用している自作PCに組み込んでみると、大きさのイメージがつきやすいだろう。とにかく巨大で重量もそれなりにあるので、存在感が半端ない(この後、カードステーを買いに行ったのは言うまでもない)
テスト用PCの主なスペック テスト用PCの主なスペック
GPU-Z 「GPU-Z」で確認したグラフィックスカード情報

 テストは「3DMark」の他、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク(FF14ベンチマーク)」「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク(FF15ベンチマーク」で行った。また、「Cyberpunk 2077」「Microsoft Flight Simulator(2020)」「モンスターハンターワイルズ」の3本についても、DLSSによるフレーム生成(2x)を有効にした上で、4K(3840×2160ピクセル)解像度の最高品質で実行した際の平均フレームレートを計測している。

 プラットフォームが異なるため単純な比較はできないが、スコアやフレームレートは過去に行ったGeForce RTX 5080 Founders Editionのテストと大差ない。“らしい”性能は発揮できている。

スコア 3DMarkの主要なテストにおける総合スコア
FF14ベンチマーク FF14ベンチマークのスコア
FF15ベンチマーク FF15ベンチマークのスコア
ベンチマーク 重量級ゲームの平均フレームレート

 その上で、肝心の「動作音」についてサンワサプライの騒音計「CHE-SD1」を使って調べてみた。

 PCケース側面を開けた状態で、約30cm離れた場所から3DMarkの「Time Spy Extreme」を実行中に騒音を計測してみたところ、「31.6dBA」だった。さすがにNF-A12x25 G2単体よりも音は大きいものの、システム全体の騒音だと考えると、高負荷なのに“静か”な状態だ。システム全体の音を拾っているということは、グラフィックスカード自体は「全く音がしない」状態に近い。あまりに静かなので、感動してしまった

 通常時はPCケースの側面も閉じて運用していることを考えると、実際の騒音はより抑制できるだろう。

とにかく高性能で静音のPCが組みたい人にピッタリなグラボ

 ASUS GeForce RTX 5080 16GB GDDR7 Noctua OC Editionは、主要なファン/クーラーをNocuta製でそろえている人には良い製品だ。特徴的なカラーリングを含め、内部の目立つパーツの色味をそろえられるので、ぜひおさえておきたい。

 加えて、「とにかく静かでパワフルなPCを作りたい」と思っている自作PCファンにも、本製品はお勧めである。テスト結果の通り、高負荷状態でも動作音はとても静かで、「え、これ本当にハイエンドGPU?」と疑ってしまうレベルだ。もっとも、先述の通りGeForce RTX 5080を搭載するグラフィックスカードとしてはとても“巨大”なので、ケースや他のパーツとのクリアランス、そしてエアフローについては一定の検討が必要なのは言うまでもない。

 大型ラジエーターを採用する簡易水冷や、大径/低回転のケースファンの次に、本製品を導入できれば、夢の「静かでパワフルなハイスペックPC」が手に入る。ぜひ、チェックしてみてほしい。

機材協力:ASUS JAPAN株式会社

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