手元にゲーミングPCがあれば、オフライン環境でも生成AIが利用できるってホント? ローカルLLM(大規模言語モデル)導入を解説“超”初心者向けローカルAI「gpt-oss」導入ガイド(1)(1/4 ページ)

» 2025年09月08日 12時00分 公開
[Yukito KATOITmedia]

 2022年末にOpenAIが「ChatGPT」をリリースしたことを皮切りに生成AIブームが巻き起こり、今では業務に欠かせない製品にまで成熟してきた。

 ChatGPTやCopilot、Geminiといったクラウドサービスは基本的な範囲であれば無償で利用できるが、入力されたデータが学習されてしまったり、利用回数の制限があったりする。そうした制限を取り払い、プライバシーに配慮して利用したい場合は、別で有償プランを契約する必要が出てくる。

 特にこれらは他のサブスクリプションサービスと比べて月額費用が高い。個人での利用はハードルが少し高いのが現状だ。できれば費用を抑えつつ、プライバシーに配慮して生成AIをしたいところだが、何か良いものはないだろうか、とお悩みの方も居るのではないだろうか。

 さて、そんな方にこの悩みを非常にシンプルな方法で解決できる方法を紹介したい。それが「ローカルLLM」だ。

手元のPC上で生成AI機能が利用できる「ローカルLLM」

 ローカルLLMとは読んで字のごとく、クラウドサービスではなく手元のPCやサーバ上で「DeepSeek R1」や今話題のオープンウェイトリーズニングモデル「gpt-oss」といったLLM(大規模言語モデル)を動かすことを指す。

photo OpenAI o3-miniと同様の結果が得られるgpt-oss-20bの登場は、多くの反響を呼んだ

 クラウドサービスと違い、入力したデータは手元のPCやサーバ上で処理されるため、サブスクリプション契約を結ばずとも、安全に生成AIを利用できるため、ローカルLLMの導入は大きなメリットを享受できる。

 しかし、今までは導入に至るまで、CLIでのコマンド操作などが必要で、一定の障壁があったのだが、近年は非常に簡単に導入できるようになりつつある。

 とはいえ、専用ソフトの導入などが必要なことには変わりない。そこで本連載では、ローカルLLMの導入方法から活用方法に至るまでを初心者の方にも分かりやすく解説していこう。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月09日 更新
  1. 超小型レトロオーディオ体験をFIIO「Snowsky ECHO NANO」で スマホリスニングのモヤモヤを解消するかも? (2026年09月08日)
  2. 「RTX Spark」搭載のWindows PCは10月に登場 LAN内のPCを束ねてローカルAI処理を分散・高速化する「NVIDIA PAIR」β版も公開 (2026年09月07日)
  3. 10月に登場する「RTX Spark」搭載PCで見た“不可解な”設定値 次期Windowsで変わるGPUメモリの仕組み (2026年09月07日)
  4. 両手が塞がっていても瞬間解錠できるスマートキー「SwitchBot スマートロック Ultra 顔認証パッド」がセールで20%オフの2万7980円に (2026年09月08日)
  5. 再来する“グラボ複数挿し”需要! 220mm径の巨大ファン搭載ケースやFractal新モデルがアキバで話題に (2026年09月07日)
  6. 省スペースで静音性に優れた3Dプリンタ「Bambu Lab A1 mini」がセールで25%オフの2万9900円に (2026年09月08日)
  7. バッテリーを外せば約639g! 最新CPU「Intel Arc G3 Extreme」搭載の8型ゲーミングPC「OneXFly APEX Air」に触ってきた (2026年09月07日)
  8. 実売1万円台&縦置き対応! ONPUの14型モバイルディスプレイは初心者の強い味方だった (2026年09月08日)
  9. HUION、アス比3:2の90Hz駆動ディスプレイを搭載したペン入力対応12.2型Androidタブレット (2026年09月08日)
  10. シャープのコンパクトで加湿レスな空気清浄機「FU-T40-H」がセールで26%オフの2万2000円に (2026年09月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー