5年保証が標準で付属! フィリップスの15.6型モバイルディスプレイ「16B1P3320/11」を試すモバイルディスプレイの道(2/3 ページ)

» 2025年09月19日 14時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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パススルー充電の出力は低め OSDメニューの操作性は?

 では実際に使ってみよう。接続用ポートは背面スタンド角の斜めにカットされた面に配置されている。USB Type-Cポートは2基あるが、仕様はどちらも同一なので、いずれのポートを使用しても構わない。

 ちなみにUSB Type-Cポートを2基備えるのは、従来モデルとの違いの1つだ。従来モデルだと電源は専用ACアダプターで供給する仕組みで、そのポートは背後から挿す仕組みだったため、設置時に相当な奥行きを取らざるを得なかった。本製品はACアダプターが廃止され、給電はUSB Type-Cポートから行うよう変更されたおかげで、こういった問題はなくなった。

 なお、このUSB Type-Cポート2基を使ってのパススルー充電にも対応している。ただし本製品に付属する最大45Wの充電器だが、筆者手持ちの65Wの充電器で試した限り、本製品経由で外部デバイスに供給できるのは最大15W止まりのようだ。

 これだと出力が低すぎて、スマートフォンやタブレットはともかく、ノートPCのバッテリーを回復させるのは難しい。ノートPCと組み合わせて使う機会が多い人は注意したい。

フィリップス モバイルディスプレイ 15.6型 16B1P3320/11 Philips VESA マウント ポート類は、背面スタンドの斜めにカットされた面に配置されている。この面には電源ボタン、イヤフォンジャックもある
フィリップス モバイルディスプレイ 15.6型 16B1P3320/11 Philips VESA マウント レノボ・ジャパンの14型モバイルPC「ThinkPad X1 Carbon(2019)」(左)と並べたところ。下部ベゼルはやや厚みがある
フィリップス モバイルディスプレイ 15.6型 16B1P3320/11 Philips VESA マウント 斜め方向からの視認性も高いが、若干黄色く見える傾向があるようだ
フィリップス モバイルディスプレイ 15.6型 16B1P3320/11 Philips VESA マウント スタンド自体が後部にせり出しているため、ノートPCの側面にケーブルが干渉しない
フィリップス モバイルディスプレイ 15.6型 16B1P3320/11 Philips VESA マウント ノートPCと背中合わせに設置してのプレゼン利用にも対応する
フィリップス モバイルディスプレイ 15.6型 16B1P3320/11 Philips VESA マウント パススルー給電にも対応しているが、付属の充電器(最大45W)と手持ちの65Wの充電器のどちらを使った場合も、ノートPCからは15Wの充電器として認識された

 なお、本製品は本体を縦にしての設置も対応している。角度調節はできないが、オプション類なしで縦置きが可能なのは、メリットといっていいだろう。挿したケーブルは上に突き出す格好になるが、ケーブルを挿す面が斜めにカットされているため、垂直に突き出す他社製品と比べると違和感は少ない。

フィリップス モバイルディスプレイ 15.6型 16B1P3320/11 Philips VESA マウント 縦向きに設置したところ。角度調整はできず、垂直一択となる
フィリップス モバイルディスプレイ 15.6型 16B1P3320/11 Philips VESA マウント ケーブルは上方から飛び出る形になるが、垂直にではなく斜め方向に出るのでそこまで目立たない

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