新ミニタワーケース採用の本格派ゲーミングマシン「G TUNE DG-I7G70」を試す(1/3 ページ)

» 2025年10月07日 12時48分 公開
[鈴木雅暢ITmedia]

 マウスコンピューターのゲーミングブランド「G TUNE」から登場した「G TUNE DG-I7G70」は、ミニタワー型のシャシーに、IntelのCore i7-14700FとNVIDIA GeForce RTX 5070という王道パーツを組み合わせたゲーミングPCだ。

 ミニタワー型のシャシーは新デザインに生まれ変わっており、ブランドカラーであるレッドのライティングも印象的だ。実機を入手することができたので、内容を見ていこう。

photo G TUNE DG-I7G70は、レッドのライティングが映える新型のミニタワー型シャシーに、IntelのCore i7-14700F、NVIDIA GeForce RTX 5070を搭載したゲーミングPCだ

NVIDIA GeForce RTX 5070を搭載

 まずは基本スペックをチェックしよう。CPUはIntelのCore i7-14700F、GPU(グラフィックスカード)は、NVIDIA GeForce RTX 5070 、メモリが32GB(DDR5-5600)、ストレージが2TB SSD(PCIe 4.0 x4対応)という内容だ。

 CPUは1世代前で、最新のCore Ultra 200Sプロセッサに比べると電力効率(消費電力)やNPUを搭載してないという点で見劣るものの、現状のデスクトップPCにおいてNPUの活躍の場はほとんどなく、パフォーマンス面は引けを取らないことから、コストパフォーマンスを優先したのだろう。

 標準の状態でもゲーミングPCとして十分快適に使えるが、直販サイトのBTOメニューではメモリとストレージのカスタマイズに対応している。特にストレージについては、SSDのダブル搭載を含めてカスタマイズの選択肢が多く、容量や性能などニーズに合わせた構成をオーダーできる。

 BTOメニューで構成を変更するとリアルタイムに購入価格も反映されるので、好みの構成をいろいろと試してみると良いだろう。

photo CPUはCore i7-14700F。性能優先のPコアを8基、電力効率優先のEコアを12基、合計20コア28スレッドというパワフルなCPUだ
photo CPUの冷却には240mmラジエータを搭載する水冷クーラーを採用する。長時間の高負荷運用にも不安ない放熱性能を確保している
photo メモリはPC5-44800(DDR5-5600)対応で、標準で32GB(16GB×2)を搭載している。BTOでは64GB(32GB×2)も選択可能だ。なお、マザーボード上のメモリソケットは2本なので、本数を増やしての増設はできない
photo ストレージはPCI Express 4.0 x4対応SSDを標準で2TB搭載する
photo SSDのCrystalDiskMark 8(ひよひよ氏・作)のスコア。シーケンシャルリード/ライトのスコアはPCIe 4.0 x4インタフェースのSSDの中でも高速な部類に入る
photo SSDには、標準でサーマルスロットリングを防ぐヒートシンクが装着されている
photo GPUにNVIDIA GeForce RTX 5070を搭載する。最新タイトルを高解像度で快適にプレイできるゲーミング性能をもつ他、クリエイティブ用途や生成AIでも高い処理性能が期待できる
photo 評価機では2連ファンのグラフィックスカードを搭載していた
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー