Razerの「Razer BlackWidow V4 Low-profile HyperSpeed」は、薄型メカニカルスイッチを搭載した新型のワイヤレスゲーミングキーボードだ。
本製品は、高級感のあるアルミニウム合金製ボディーに豊富な機能を備えており、ゲーミングから日常使用まで幅広く対応する。テンキーを備える「フルサイズ」モデルと、コンパクトな「テンキーレス」モデル(BlackWidow V4 Low-profile Tenkeyless HyperSpeed)があり、キースイッチは「クリッキー(グリーン)」「タクタイル(オレンジ)」「リニア(イエロー)」の3種類から、キー配列は「日本語」と「米国英語(US)」の2種類から選べる(※1)。直販価格はフルサイズモデルが3万3880円、テンキーレスモデルが2万8880円となる。
今回、本製品のフルサイズ/リニアスイッチ/日本語配列モデルを試用する機会を得たので、実際に使いつつ特徴をチェックしていく。
(※1)サイズとキースイッチの組み合わせによっては、日本語配列を選択できない場合がある
BlackWidow V4 Low-profile HyperSpeedは、ボディーサイズが約437(幅)×161(奥行き)×18.5〜24.5(高さ)mmで、重量は約1050gとなる。
ボディーで目を見張るのが薄さだ。最薄部は約18.5mmと、1円硬貨の直径(約20mm)よりも薄い。薄型ではあるが、アルミニウム合金製のトップケースを採用することで高級感を演出しつつ、耐久性と精密さも高めている。
また、日本語配列モデルではキートップからかな印字を排していることも特徴だ。「変換」「無変換」「半角/全角」といった日本語入力関連の機能キーも、ローマ字や記号表記に置き換えられている。
全体としてスタイリッシュでスッキリとした印象を受ける。
本体背面右側には電源インジケーター、USB Type-C端子と接続切り替えスイッチを備えている。本製品はいわゆるハイブリッド接続に対応しており、USB Type-C端子を介した有線接続の他、Razer独自の「HyperSpeed Wireless(2.4GHz帯無線)」またはBluetoothでの無線接続に対応している。
HyperSpeed Wirelessはマルチデバイスに対応しており、1台のドングルでRazer製の対応ワイヤレスマウスも併せて接続可能だ。Bluetooth接続時はマルチペアリングに対応しており、本製品を最大3台のBluetoothデバイスで共有できる。
操作系は本体上部に集約されている。本体左側にはマクロボタンが4つ(M1〜M4)が配置され、ゲームやアプリでよく使う操作を割り当てられる。本体右上にはメディアボタンとマルチファンクションローラーを備えており、音量の調整や楽曲の操作などを直感的に行える。
さらにテンキー上部には、HyperSpeed WirelessとBluetoothを切り替えるためのボタン、「AI Prompt Master」ボタン、バッテリーレベルボタンが並んでいる。
AI Prompt Masterボタンは「ChatGPT」または「Microsoft Copilot」をワンプッシュで呼び出せるボタンだ。Razerのユーティリティーアプリ「Razer Synapse」をインストールしておけば、「リフレーズ(文章の見直し)」「サマライズ(文章の要約)」「コンポーズ(文章の作成)」といった作業をポップアップウィンドウから行える。
底面にはキックスタンドが内蔵されており、6度/9度の2段階で傾きを調整可能だ。また、底面にはHyperSpeed WirelessのUSBドングルの収納スペースも設けられている
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