Googleは10月9日、折りたたみスマートフォンの第3世代となる「Pixel 10 Pro Fold」を発売した。価格はストレージの容量256GBモデルが26万7500円、512GBモデルが28万7500円だ。カラーはMoonstoneとJadeの2色展開で、Google ストアだけでなく、ドコモやau、SoftBankでも販売される。原稿執筆時点では、楽天モバイルでの取り扱いはないようだ。
かなり高額なスマートフォンだが、10月8日時点ではどちらのカラーも在庫切れとなっており、注目度の高さがうかがえる。
一足早く発売されたPixel 10シリーズ同様に、Pixel 10 Pro Foldもデザイン自体は「Pixel 9 Pro Fold」からほとんど変わっていない印象がある。実際のところ何が変わったのか、特に折りたたみデバイスのサイズ感は気になる人も多いだろう。
残念ながら筆者は前モデルのPixel 9 Pro Foldをほとんど触っていないため直接比較はできないが、手元にメイン端末として利用している「Galaxy Z Fold 7」があるので、今回はこれと比較しつつPixel 10 Pro Foldの特徴を見ていこう。
純正ケース「Google Pixel 10 Pro Fold 用 Google Pixelsnap ケース」(左)と、Pixel 10 Pro Foldのパッケージ(右)。どちらも非常にコンパクトだ。純正ケースは写真のMoonstoneの他に、JadeとObsidianがある。いずれも1万1220円だPixel 10 Pro Foldは、外側に6.4型のディスプレイを備え、開くと8型の画面が現れる折りたたみデバイスだ。閉じた状態では、ヒンジ側の角が角張っている以外は、Pixel 10シリーズの見た目に近い。
Pixel 10 Pro Foldという名称ではあるものの、カバーディスプレイの仕様はリフレッシュレート60〜120Hzのスムーズディスプレイに、ピーク輝度3000ニトと、無印のPixel 10と同様になっている。
一方、内側のメインディスプレイはPixel 10 Proと同じ1〜120Hzのスムーズディスプレイを採用しており、この辺りがProたる所以でもあるのだろう。
メインディスプレイの解像度は2076×2152ピクセルで、アスペクト比は1:1.03とほぼ正方形だ。解像度はPixel 9 Pro Foldから変わっていないが、最大輝度は2700ニトから3000ニト(どちらもピーク輝度)に向上している。
同じ8型でも、Galaxy Z Fold 7は2184×1968ピクセル、アスペクト比1.11:1とやや縦長になるが、見た目の印象はほぼ変わらない。
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